ロマ系議員の初演説に拍手喝さい
2015年12月19日付 Radikal 紙


共和人民党(CHP)イズミル選出のオズジャン・プルチュ国会議員が、議会でロマの人々へも予算を振り分けることについて演説し、全ての政党から拍手喝さいを受けた。予算が与えられるかどうかが今後の懸念事項だ。

トルコ大国民議会(TBMM)の通常議会で、CHPのオズジャン・プルチュ議員が演説を行った際、議会は明るい笑いのさざめきに包まれた。ヒュッリイェト紙のセラハッティン・ソンメズ記者によると、トルコの初のロマ系議員であるオズジャン・プルチュ氏は、通常議会で暫定予算第2条について議論が行われているときに発言した。

プルチュ氏は、ロマへも予算を振り分けるよう要求し、この件についてナジ・アーバル財務相に対し、「約束してくれますか大臣、本当ですか」と尋ねた。
また、議員たちにロマ語で挨拶をし、「いったいぜんたいロマを好まない者はいるだろうか?ロマほど笑顔のたえない人がいるだろうか?しかし、最も貧しいのもロマである」と演説し、野党席からも与党席からも、長時間の拍手が送られた。プルチュ氏が演説を終えると、CHP議員らは立ちあがって拍手を送った。

人をひきつける演説と物腰で議員らを笑いに包んだ同氏は、財務大臣と議長に握手をしたあと公正発展党(AKP)の席に向かい、議員らと抱擁した。

プルチュ氏の演説が終わった今、ロマに個別予算が振り分けられるどうかに注目が集まっている。

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( 翻訳者:尾形知恵 )
( 記事ID:39430 )