モロッコ:女性への年間暴力件数は1万5千以上
2015年12月18日付 al-Quds al-Arabi 紙


■モロッコ人女性への暴力の年間件数が1万5千以上を記録、ラバトで女性権利民主連盟がシンポジウムを開催

【ラバト:本紙】

モロッコ女性への暴力に抗議する活動家らによれば、暴力被害を受けたモロッコ女性の数は年間で1万5千件以上を記録した。暴力のタイプは特に家族の一員による殴打や強姦に及ぶ。

「女性権利民主連盟(FLDDF)によれば、「救援」連盟のネットワークセンターは、2014〜15年の間で4,338人以上の女性を保護、1万5,006件の暴力被害とそれ以外の1,284件を記録した。同様にそれぞれ230人の女性と子どもがシェルターサービスに保護され、2,509人の女性が電話を通じて複数のネットワークセンターに相談や問い合わせをした。

同連盟は、ラバトで開催されたシンポジウムの中で、2014〜15年にかけての「あらゆる暴力に対する救援ネットワーク」発表の報告に際し、以下のように述べた。女性への暴力の形態や犯行の程度は、生命における権利侵害の限界に達し、人道的行為の基準や女性の尊厳を侵害している。セタト(モロッコ中部の都市)の新婦のケースでは、夫の暴力が原因で女性が死亡したが、未だ捜査中である。夫に殺害されたムハンマディーヤ市のフダー氏のケースでは、女性を暴力から保護するための法的措置がなく、事件前に夫に出されていた5回の訴えもフォローアップされないままだった。

また同ネットワークは、センターを訪れた女性のケースを追跡する中で、多くの深刻な暴力事件を記録した。内訳は強姦148件、殺害未遂82件、後遺症をもたらす暴力17件などである。

(後略)

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( 翻訳者:兵頭輝夏 )
( 記事ID:39431 )