革命防衛隊副司令官「トルコがダーイシュの石油を買っていることはしばらく前から明白」
2015年12月07日付 Mardomsalari 紙

 革命防衛隊政務担当副司令官は、「トルコによってロシア機が標的とされたことを受けて、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は初めて公式に、ダーイシュによるトルコへの石油密輸について暴露した。とはいえ、こうした石油密輸の証拠はしばらく前から、イラン軍にとっては明白なこととなっていた」と述べた。

 ラスール・サナーイーラード氏はミーザーン通信との会見の中で、ダーイシュへのトルコ〔※原文にはロシアとあったが、トルコの誤りと判断した〕への石油の密輸をめぐって取りざたされている噂話について触れ、「今日の世界で用いられている最先端の情報観測・収集機器をもってすれば、ダーイシュが地域諸国の一部と協力してトルコに石油の密輸を行っていることを示す証拠を手に入れるのは、それほど難しいことではない」と指摘した。

 同氏は、ダーイシュ自身がずうずうしくも自分たちの行っている〔犯罪的〕行為を、いわば力を誇示するためにさらけ出すようなことも、ときに起きていると指摘した上で、次のように述べた。

トルコによってロシア機が標的とされたことを受けて、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は初めて公式に、ダーイシュによるトルコへの石油密輸について暴露した。とはいえ、こうした石油密輸の証拠はしばらく前から、イラン軍にとっては明白なこととなっていた。

 革命防衛隊政務担当副司令官は、イラン・イスラーム共和国における「反抑圧主義」の象徴であるところの、アーザル月16日〔12月7日〕の「学生の日」が〔今年も〕到来したことに触れ、次のように付け加えた。

イスラーム革命後イラン国民に制裁を科すにあたって、どんなことも躊躇してこなかったアメリカや一部の西洋諸国は、今やダーイシュによるトルコへの石油密輸を隠ぺいするか、それについて口をつぐもうとしている。

 サナーイーラード副司令官はさらに、

これまで常に独立した国々を抑制する道具として制裁を利用し、いわばこうした国々の発展・進歩を阻害してきた国々は、今やダーイシュによるトルコへの石油密輸問題について、説明する義務がある。なぜなら、西洋諸国やアメリカのような国々を通さない限り、こうした密輸は決して可能ではないからだ。

 と続けた。

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( 翻訳者:OS )
( 記事ID:39449 )