UAE:アラブ通貨基金、新助成設置に向け議論
2015年12月21日付 al-Hayat 紙


■アラブ通貨基金が小中規模のプロジェクト取り込みに向けて活動拡大

【アブダビ:シャフィーク・アサディー】

アラブ通貨基金(AMF)は昨日(20日)、アブドゥッラフマーン・ビン・アブドゥッラー・フマイディー理事長の主催で行われたアブダビでの会議で、同理事会が、新たな助成設置をめぐる協定草案について議論したと発表した。この助成設置は、アラブ諸国での小中規模のプロジェクトに好ましい環境整備改革を支援するものである。またこれは、融資や技術援助の分野で、さらにAMF加盟国の需要に応えるためにAMFの活動や設備発展を目指す取り組みの一環である。

理事会は、「収支補助のための2億5千万ドルの自動貸付、またアラブ諸国の経済改革プロジェクト実施のための1億7千万ドルの借款提供」の合意にAMFが署名したことについて報告を受けた。2016〜17年を対象とするこれらの融資をどの国が受けるのかは明らかにされていない。同様に、AMFが加盟国に提供した技術援助活動の見直しが行われた。協定書はAMFと国際通貨基金(IMF)の間で署名され、これは統計発展部門でのアラブ諸国への技術援助における相互協力を目的とする。

同様に、理事会はそれに続く政治機関を通じて、AMFがアラブ諸国の公的経済・金融機関の諸団体に提供した訓練機会について報告を受けた。これはAMFの経済政策委員会を通したもので、先の9月に開かれた最後の会合以来行われた、アブダビの施設本部での9つの訓練コースである。そこでは、現段階においてアラブの公的機関の技術的需要に応えるために選ばれた様々な経済テーマが取り上げられた。

(後略)

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( 翻訳者:長馬大知 )
( 記事ID:39464 )