村人、白旗を手に村をはなれる―PKK銃撃戦
2015年12月24日付 Milliyet 紙


24日午前、激しい衝突があったジュディ街区で、住民らが白旗を手に同地区を離れ、迂回道路の方に向かう様子が目撃された。

シュルナク県スィロピ郡では14日に外出禁止令が下された後、作られた堀の閉鎖、バリケードの撤去および二つの郡のPKKのテロリストの無力化を目的に始まった掃討作戦がいまだ続いている。
ジズレ県では軍と警察が共同作戦に従事しており、同郡の複数の高い丘に配備された戦車から、PKKのテロリストが設置したバリケードを狙う砲撃が続いている。同日夜にかけて続いた作戦によって特に衝突が激しかったジュディ街区、ヌル街区、ヤセフ街区では多くの住宅や職場、車両が被害を受けた。ヤセフ街区では衝突から逃れようとモスクに避難した家族もいたことが伝えらえている。

◼白旗を手にジュディ街区を離れた

24日午前、激しい衝突があったジュディ街区で、住民らが白旗を手に村を離れ、迂回道路の方に向かう様子が目撃された。郡内で軍事作戦が続く一方、バリケードや堀のないダーカプ街区では外出し、クルムズ・マドラサ近くの公園に座っていた住民らに対し、警察は外出禁止令が出されていることを知らせ、帰宅するよう求めた。これに従わない場合、警察が催涙弾を使用し介入した。放たれた催涙弾の一つが歴史的建造物クルムズ・マドラサの庭に投下される中、住民は再び自宅に戻った。 

◼スィロピ郡で銃声

ジズレ同様、兵士らが戦車とともに作戦を実行したスィロピ郡は23日、静かな夜を迎えたが、翌日午前からは再び同郡のバシャク街区やジュディ街区、ヌフ街区から 爆発音や銃声が聞こえ始めた。以前は住民が衝突の激しい地域から離れたいと希望すれば、安全な場所に送り届けられていたが、ヌル街区では何人かの住民が警察に電話をし、街区を離れたいと希望したにもかかわらず、同地域が現在安全でないとの理由からこれらの要望に応じられなかったことが明らかとなった。 

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:星井菜月 )
( 記事ID:39470 )