仮想空間の渦に巻き込まれる青少年たち(2)
2015年12月17日付 Jam-e Jam紙
ギャースィー博士(彼女のHPよりmomiran.ir)
ギャースィー博士(彼女のHPよりmomiran.ir)

 ギャースィー博士はこの問題を指摘した上で、本紙に次のように語っている。

ティーンエイジャーが仮想空間を利用することに対して規制を課すことは、然るべき適切な措置であり、その理由も数多く挙げられる。第一に、ティーンエイジャーは好奇心旺盛な年代だということである。我々は皆、ティーンエイジャーを好奇心旺盛であるという特徴とともに理解している。

さて、彼らがインターネットにアクセスし、さまざまな疑問への答えをインターネットから得られるようになると、多くの問題が生じることになるだろう。何故か。それは彼らがいまだ充分な経験と成熟した思考を持つに至っておらず、この仮想空間にあるものすべてを信じてしまうからである。


信じやすい青少年こそ被害に遭いやすい

 こうした「信じやすい性質」こそ、ギヤースィー博士によれば、青少年の本質である。心理学者である彼女はこの問題に触れて、次のように強調している。

私やあなた方のような大人は、インターネットで検索を始める時、正確さを欠くものを多く目にするが、見たもの全てを信用すべきではないことを経験上理解している。しかし、ティーンエイジャーたちはそうではない。
         
 ギヤースィー博士が考える第二の理由は、昨今仮想空間において生じている現象、様々なSNS上での情報発信にその根元が遡られるような現象である。これらのネットワークでは、裏付けのないバラバラな情報、〔その真偽について〕突き詰めるような人もいないような情報が発信されているために、結果としてティーンエイジャーは真偽の疑わしい情報に晒されるのである。

 心理学者である彼女は、次のように続ける。

ティーンエイジャー自身、たいていの場合は関心を抱かないものの、ただただテレグラムやその他の仮想ネットワークに加入してしまったことがきっかけで、彼らの年齢には相応しくない情報の利用に晒されてしまう。その意味で、この〔SNSの〕問題は害悪をもたらしてしまうのである。

 ギヤースィー博士の考える第三の理由を理解するにあたっては、ティーンエイジは移行期であるということを頭に入れておく必要があろう。すなわち、ティーンエイジャーは幼年期から脱したばかりであって、いまだ成年期には至っていないという点で、一つの移行期を過ごしていると言えるのだ。この期間はそれ程長期にわたるものではないが、成年期における彼らの人格に多大な影響を及ぼす。結論として、我々は皆、仮想空間の弊害について認識している以上、それらが移行期を過ごすティーンエイジャーの人格形成に及ぼす影響を無視してはならないのである。

つづく


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(翻訳者:STK)
(記事ID:39474)