トルコ支持が理由で党首、解任―ブルガリア
2015年12月25日付 Radikal紙


ブルガリアで、ロシア機撃墜に関しトルコ側に正当性があるとした、「権利と自由」党の党首メスタン氏が解任された。

ブルガリアで、メンバーの多くがトルコ人からなり議会では第三党にある「権利と自由」党(HÖH)の党首ルトフィ・メスタン氏は、トルコがロシアの戦闘機を撃ち落としたことを支持したために解任された。メスタン氏は党の名誉代表のアフメト・ドアン氏によって党首職から解任され、党からも除名された。

「権利と自由」党の広報部によって行われた説明で、同党は、3月に開催が見込まれている党大会まで、党の3人の国会議員からなる党首会議によって運営されることがわかった。党首会議は、国会議員のムスタファ・カラダユ、ルシェン・リザ、チェティン・カザック三氏からなる。

■ 母語の問題を欧州人権裁判所に提訴した

「権利と自由」党の党首職の危機はドアン氏のロシア寄りの態度から生じたとみられている。ブルガリアの政治筋は、「権利と自由」党の創設者で二年間党の名誉代表を務めたアフメト・ドアン氏は、ルトフィ・メスタン氏がトルコと近い関係にあったことが気に食わなかったと見ている。
 ドアン氏とは違ってメスタン氏は国内のトルコ人やイスラム教徒の問題を解決するために、より努力を重ねていたと話しす政治観測筋は、メスタン氏が母語の問題をヨーロッパ人権裁判所にまで持ち込んだことを指摘する。ブルガリアのトルコ人の政治的代表者にある野党の「権利と自由」党はブルガリアで第三党にあり、240のブルガリア議会の議席のうち34の議席を持つ。

■ 「もう一度(チャンスがあれば)、またその党発表を読むさ」

党首職から解任され党から追放された会議の前に行った記者会見でメスタン氏は、ロシア機に関して党としてトルコとNATOの態度を支持することは間違いではないと主張していた。母語等の国内のトルコ人の問題を問題にすること、そしてトルコと良い関係にあることは、一部の人々を不快にすると主張していたメスタン氏は以下のように続けた。

「『お前はNATOとしての隣国で友好国でもあるトルコを支持してバランスを壊した』と私にいうのだ。私達は今、新たなバランスをとろうとしている。私達は中立国ではない。セルビアでもない。セルビアはNATOには入っていない。セルビアは、ロシアとNATOの中間に立つことができ、それゆえ、バランスを模索することで利益もえることができるだろう。しかしブルガリアはNATOの一員だ。私はロシア機(撃墜に端を発する)危機で党の態度を述べたまでだ。党の発表に私は誇りを持っているし、もし自分が党から追われることをあらかじめ知っていたとしても、当該の発表をもう一度読んだだろう。というのも我々にはそれしか他に方法がなく、それが正しい方法であるからだ。亡くなった私の母は、正義は毛のように細いが、切れることはないと話していた。きっと切れることはないだろう。」

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(翻訳者:安藤健太郎)
(記事ID:39478)