エーゲ海を渡るシリア難民、どの入り江から? 
2015年12月29日付 Hurriyet紙


警察と沿岸警備隊の報告書によると、難民密航業者は科学技術をも駆使して出発地を決めているという。イズミルとイスタンブルからバスで出発した難民のグループは、天候の状態によって特定の入り江を(出発)地点として選んでいる。選ばれる島は、その島での官吏の数や、難民への対応によって変化している。人道支援組織が集中しているミディリィ島はヨーロッパへ一歩を踏み出すためにもっとも選ばれている島である。

1、アイヴァジュク(ミディリィ島):冬になり、ボドルムでの警備体制が高まるにつれ、エーゲ海渡航がより集中した。ミディリィへもっとも近い地点であるキュチュックユとババカレでの出発の入り江はほとんどキャンプ場のようである。定期的に、軍警察の特殊部隊がこの地域での掃除を試みている。ここで、警備体制が高まったので出発地は他の地点へ動いた。

2、アイヴァルク(ミディリィ島):渡航は10月、11月の間に、この地域に集中した。天候の状態、つまり、海や風の強さによって、ディキリ、アイヴァルク、アイヴァジュク線に密航業者が難民を導く。

3、ディキリ(ミディリィ島):難民の密航業者は最近この地域からの出発を増やした。ここ最近の一ヶ月で、バデンリ周辺から出発をする何百もの難民が捕まった。ディキリも難民が集中して行くミディリィ島に近い地点のうちの一つである。

4、モルドアン-カラブルン(サクズ島):夏の間に選ばれる一つの出発地点だった。しかし、風と海の状態によって使われない(こともある)。

5、フォッチャ(ミディリィ島):どちらかというと夏に使われていた。アリア港が入り口であるので、船との衝突の結果として発生した大惨事の結果、使用が減少し始めた。

6、チェシュメ(サクズ島):サクズ島へ4.2マイル離れているところにあるチェシュメで島にもっとも近い地点は、チフトリクキョイ、プルランタ海岸とアルトンクン地域である。
9月以来、このあたりからの難民の出発が集中した。ボドルムからの渡航が減ってきたので最も使われる場所のうちの一つがチェシュメということになった。

7、セフェリヒサル(シサン島):特にダアンベイは難民の密航業者が海の状態によって選ぶ出発地点である。

8、オズデレ(シサン島):アフメトベイリとオズデレ入り江はこれまでシサム島への出発にどちらかというと選ばれている地点であった。夏の間にこの地域からボドルム、アイヴァジュク、アイヴァルク、チェシュメと同程度には出港は起きなかったが、海が静かである期間である冬の間にはこの経路は使われている。

9、クシャダス(シサム島):ギュゼルチャムリはシサム島に最も近い地点のうちの一つである。しかし、ここでの海はアイヴァルクとアイヴァジュクの地域のようではないので常に選ばれる地点ではない。

10、ディディム(レロス島):難民密航業者は、天候の状態によっては、しばしばディディンをもレロス島までの出発のための地点として選んでいる。しかしそれは9月までの方が多かった。

11、ボドルム(コス島-レロス島-カリンノス島):カドゥカレシ、トゥルグトレイス、フセイン灯台、フネリ、アクヤルラル、カラインジル、アスパット、バーラ、カルグ、ヤフシュ、ギュンベット、オルタケントの出発地点からコス、レロスとカリンノスの島々への出発が行われている。特に5月から8月までの間に集中して渡航が行われている。しかしアイラン君の死の後、この周辺で、特に陸側の警備が強まった。山岳警備隊が(この)地域で配置についている。しかし、適した天候の状態であると予測されればボドルムのどの地点からでも出発することができる。

12、ダッチャ(シミ島):ボドルムで警備体制が高まったため、密航業者はマルマリスの各入り江もシミ島への移動のために使った。

警備体制が強まっても、そして天候の状態が少しずつ悪くなっても、難民たちはエーゲ海を通ってギリシャへ、そしてここから他のヨーロッパの国へ移動することをやめない。国際難民機構(IOM)によると2015年に80万の難民がエーゲ海を通った。

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(翻訳者:西田夏子)
(記事ID:39499)