ダーイシュの脅威に対応するための対テロ演習がテヘランで実施へ
2015年12月09日付 Mardomsalari 紙

 国軍地上部隊の司令官は、「〔軍の〕装備実現の分野での我々のロシアとの関係はすでに確立されており、それに合わせる形で、我々はT-90戦車の購入を予定している。おそらくは我が方の専門家らがこの件で同国を訪問し、関連する契約を結ぶことになろう」と述べた。

 タスニーム通信の報道によると、アフマドレザー・プールダスターン司令官は記者団に対し、国軍による軍事演習の実施について、「今月末〔※2015年12月中旬頃〕または来月〔※2015年12月22日以降〕にも、対テロ演習ならびに人質解放訓練を行う予定である」と述べた。

 同氏はさらに、「この演習は、我が国の国境付近や国内で混乱を引き起こそうと考えているダーイシュやその他のテロ組織の脅威に関連したものである」と付け加えた。

 イスラーム共和国軍地上部隊(NZAJA)の司令官はまた、「ダーイシュを含むどのテロ組織も、我々が自らの〔軍事〕計画の主要部分を費やそうと思うほどの存在ではない。しかし恐らくは、この問題に関連する演習をテヘラン周辺地域で実施することにはなるだろう」と言明した。

 プールダスターン司令官は、イランとロシアの協力、および同国からの装備の購入に関する質問に対し、

我々は防衛ならびに軍事力増強の分野において、包括的共同作業計画〔※2015年7月に5+1と結んだ核合意のこと〕その他にかかずらうつもりはなく〔※イラン軍による防衛計画・兵器開発は核合意の影響を受けるものではない、という意味〕、〔イランの防衛力向上のためならば〕あらゆる可能性を利用するつもりである。ただし、核兵器や生物・化学兵器の分野におけるレッドライン(越えてはならぬ一線)については、しっかりと注意を払ってきたし、これからも払うつもりである〔※核兵器のような大量破壊兵器の開発に着手するつもりはない、という意味〕。

 と回答した。

〔‥‥〕

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( 翻訳者:8413105 )
( 記事ID:39594 )