SNSは家族関係を脅かす「競争相手」(4)
2015年12月16日付 Jam-e Jam紙

 大学教授である同氏は、次のように指摘している。

先に上げたような家族では、精神的なつながりが失われてしまっている。これは過去にはなかったようなことだ。周知の通り、かつては父親と母親は家族のメンバーのことをよく知っていたし、互いのことを気にかけてもいた。しかし、SNSや直接触れることのない友人〔とのつながり〕に過度に関わり合っているような家族では、精神的なつながりはモザイク型の表面的関係に取って代わられてしまった。最終的に、我々はこうした〔表面的な〕関係が社会の内部へと伝染し、そこで拡大しているのを目の当たりにしているのである。

 ミールモハンマディー氏は、このような状況では人はロボット化し、自分のことしか考えなくなると指摘した上で、以下のように続けている。

このような「非隣接的集団」では、人間は孤独化し、社会のその他の人々に対して自分を認知させようとする。こうした社会では、犯罪は最高レベルにまで増えるが、もちろん犯罪者は群衆の中に埋もれてしまう。今や、モザイク型の関係が家族の多くの成員たちの間に生じてしまっている。指摘しておかねばならないのは、モザイク型の関係では、〔家族内の〕愛情や精神性、友愛関係は失われ、最終的には「感情面での離婚」〔=夫婦関係の気持ちの面での破綻〕が増えてしまうのである。

 大学教授である同氏は、こうした関係は家庭や社会にとって不幸なことであると指摘し、次のように述べている。

技術の消費国では、先進国から新たな技術や利器を獲得しても、それを使用する文化については見過ごされてしまうという問題が、いつも生じる。今我々が目にしているのは、多くの先進国では家族のメンバーらは食事中に携帯電話やタブレット端末を使用せず、互いに会話し合うことに専念しているという姿である。


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(翻訳者:KRN)
(記事ID:39625)