露副首相「イランへのS-300の納入および100機の旅客機売却を阻む障碍は取り去られた」
2015年12月30日付 Jam-e Jam 紙

【ジャーメ・ジャム・オンライン】ロシア副首相は水曜日、ミサイル防衛システムS-300のイランへの納入を阻む障碍はすべて取り去られたことを、改めて述べた。

 ジャーメ・ジャム・オンラインによると、ロシアのドミトリー・ロゴージン副首相は水曜日、ロシア政府はおそらく旅客機「スホイ100」を100機、イランに売却することになるだろうとも述べた。

 ロシアは2007年にイランと交わした契約により、対空防衛システムS-300を少なくとも5基、イランに納入する義務があった。ロシア政府は2010年、これらの防衛システムのイランへの売却は対イラン国連安保理決議に違反しているとの口実によって、イラン政府への納入を控えていた。

 イラン国防省はこうしたロシア政府の決定を受け、国際裁判所にロシア側を提訴し、40億ドル相当の賠償金を請求していた。

 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はファルヴァルディーン月24日〔4月13日〕、大統領令を発出して、この防衛システムのイランへの納入に対する、いわゆる禁令を解除した。ロシアはS-300システムのイランへの納入について、〔イラン側が〕ロシアへの訴えを取り下げることを条件としている。

 先週、タス通信はある情報筋の話として、このシステムの納入は1月から開始される見込みであると伝えている。

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( 翻訳者:MK )
( 記事ID:39641 )