ウルファでIS捜査―自爆テロ候補確保
2016年01月13日付 Radikal 紙


シャンルウルファでISに対する捜査が実施され、拘束された22名の容疑者の取り調べが始まっている。容疑者のうち、1名は心に障害を抱えていて、自爆要員として準備されていたことがわかった。

3か月におよぶ追跡の結果、テロ対策支部は12日早朝、22カ所の同時捜査において(中略)合計22名の容疑者を確保した。現場での家宅捜索では、大量の組織文書も押収された。容疑者たちは病院での健康診断の後、テロ対策支部に送られ、取り調べを受けた。容疑者のほとんどは沈黙しているが、ISに対する武力・兵站支援を行ったと供述をする者もいる。

■心に障害を抱えた者へ自爆訓練

テロ対策支部は、ベイカプ街区における「ムハンマド教育シェイヒュル・イスラーム・マドラサ」という中庭付き家屋を捜査した。捜査の際、警察の姿を見て裏口からレンタカーでの逃走を試みた2名の容疑者は、アカーベにおいて確保された。
拘束された2名のうち1名は精神的な障害を抱えており、同家屋において「自爆要員」として訓練されていたという。もう1名の容疑者はISのリクルート・武器の確保を担当していた。
容疑者たちはシャンルウルファの「ムハンマド教育シェイヒュル・イスラーム・マドラサ」名義で2年間、相当数の人物を訓練していた。彼らがシリアへ送った戦闘員たちは、ラッカにおいて3か月の爆発物・戦闘訓練を受けた後、IS側で戦っているという。
警察署で取り調べを受けている容疑者たちは、手続きの後、裁判所へ送られることとなっている。

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( 翻訳者:今城尚彦 )
( 記事ID:39646 )