ウシュクダル遺構保存、博物館は蚊帳の外
2016年01月23日付 Radikal紙


 ウシュクダル広場のマルマライ駅建設の際にイスタンブル考古学博物館らによって行われた発掘で、数多くの遺物や建築物が発見されたが、イスタンブル広域市当局により進められているウシュクダル広場整備計画においては、博物館は蚊帳の外に取り残された。

 ウシュクダル広場でマルマライ駅建設の際にイスタンブル考古学博物館らによって行われた発掘で、多くの遺物や建築物が発見された。クリュソポリス植民市の町の建築物が考古学者たちにより2年近くに渡って発掘されたのだが、イスタンブル広域市当局により進められているウシュクダル広場整備計画では今回、博物館は蚊帳の外に取り残された。第6保存委員会がスキャンダラスな決定にサインをして、遺跡現場から博物館を追い出した決定上に「文化財に害を及ぼさないよう(計画が)実現されるために必要な敏感さが見えるように」と進言の中にあった。委員会長が反対票を投じた決定によって文化財は請負業者の慈悲に残された。

■古代都市の痕跡が存在した
 考古学的、歴史的遺跡現場で博物館の検査なしに掘削が行われることは絶対に厳禁であり、そのうえこの場所にさらに10年前の古代都市の遺跡があるにも関わらず、委員会がこの決定に調印することは理解されるようなものではない。2005年のマルマライの駅建設の際にウシュクダル広場で行われた発掘でクリュソポリス古代都市のものと考えられている港の遺跡や古代ローマ時代、ビザンツ時代のものと思われるアプスのついた教会建築、その下に20以上埋没した埠頭が発見された。必要な保存予防策がとられた後に上に乗っている発掘現場が広場の周囲で続くと知られていたのだが、当時発掘の続行は求められていたのだが拒絶された。

■広場の地下を地上に移転
 ウシュクダル広場整備計画はイスタンブル広域市地下計画総局によって続行される。ウシュクダル戸籍登記所の前から始まり、フェリーの埠頭にまで伸びる場所で申請が行われる。計画によってウシュクダル広場は現在の状況より3倍以上広がり、駐車場の収容量が増え、地下に駐車場が建設される。現在の当局の建物が取り壊されて地下駐車場が作られるのだ。南にアフメディイェ広場に始まる歩行者の流れは、ハキミイェティ・ミッリイェ大通りによって広場にひらける。またアズィズ・マフムト・ヒュダイ・ワクフとカラ・ダヴトモスクの前には2つの異なる活動空間が形成される。マルマライ計画に属する歩道の出口は地下広場や広場と共に考えられつつ、再び整備される。このなかで広場に異なる方向の歩行者の循環を提供する、7つの異なる出口が設けられる。ウシュクダル広場にはハレム方向からの輸送道路とつながる地下立体駐車場ができる。日帰りの商業空間やパフォーマンス空間などの機能を持つ形で計画される地下広場は、駅の建物に南北方向からつながった形で設けられる。

■委員長は反対票を投じた
 この計画をイスタンブル広域市当局はイスタンブル第6文化財保存委員会に申請した。委員会は2015年11月25日付けでスキャンダラスな決定にサインした。保存委員会長であるエリフ・オルネキ・オズデン准教授が反対票を投じた決定で、考古学博物館は蚊帳の外に取り残された。決定では以下のように伝えられた。
「歩行者の流れを快適にし、文化財を表に出すことを目的としたことにより2863号文化自然遺産保存法の観点から問題点がないように、しかしながら現場に実現される申請の中でも、とくに埠頭の申請が地域や周辺に位置する文化財に害を与えないよう実現されるために必要な敏感さが見えるように…決定が下された」

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(翻訳者:伊藤梓子)
(記事ID:39721)