バイデン米副大統領「トルコとともにシリアでの軍事作戦、準備万端」
2016年01月23日付 Cumhuriyet紙


イスタンブルを訪問中の米ジョー・バイデン副大統領はトルコのアフメト・ダヴトオール首相と会談した後、ユルドゥズ宮殿でレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領とも面会した。1時間20分遅れて15時30分に開始された面会は18時に終了した。この面会では両国関係のほか、シリアとイラクをはじめ地域的な問題も議題となったことが明らかになった。

■エルドアン大統領はテロとの戦いを強調

イスタンブルおよびディヤルバクルでのテロ攻撃に関連して、エルドアン大統領は米国政府からの同盟を好意的に論じた。大統領はまた、テロとの戦いについて、社会に健全な情報を伝え、正確なメッセージを発することが重要だと強調したという。

■会談の主な議題

エルドアン大統領は、この問題は同盟各国の関係者らに、この件を慎重にあつかうことを期待すると述べ、トルコがテロとの戦いへの決意を妨害する者らに利するような態度や表現は避けなければならない強調した。また、トルコは米国と同様に法治国家であり、テロに関するプロパガンダを行うことやテロ行為を礼賛することは、思想の自由の観点でも尊重されないと警告したという。

会談ではトルコがISやPKK、アルカイダ、DHKP-Cといった組織と同様に、PYDやYPGもテロ組織として認識していると繰り返した。両者は、シリアでは非常に危機的な状況が起きていることを指摘し、今後、移行政府を樹立するために何ができるか意見交換を行った。また、トルコがISとの戦いにおいて当初から国際連合軍にあらゆる貢献をし、軍事作戦にも参画し、必要な支援を行ってきたことが述べられた。
エルドアン大統領は、イラクの無政府状態ではISやPKKのようなテロ組織がはびこると指摘し、イラクがテロから開放されるためにはラマーディーに続き、ファルージャやモースルでも全力を尽くす必要があると述べた。またイラク北部バシカでのトルコ軍の行動は現地軍事組織の教育という目的も帯びていると語った。
バイデン副大統領は、テロとの戦いについてトルコと共闘すると発言し、PKKについてもテロ組織として認識していることを強調したという。さらに副大統領は、難民支援が難航している問題でも、トルコの行ってきた支援を賞賛すると述べた。
会談では3月末にワシントンで予定されている原子力安全サミットでのエルドアン大統領と米国バラク・オバマ大統領の会談が、両国首脳間交渉の重要な機会になると述べられた。

■「祖先がこの建物を残してくれた」

会談前、エルドアン大統領とバイデン副大統領はユルドゥズ宮殿のサロンで顔を合わせた。バイデン副大統領が、「素晴らしい建物ですね」と述べ、エルドアン大統領は「我が国の祖先や偉人がこの美しい建物を残してくれました」と答える場面があった。

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(翻訳者:原田星来)
(記事ID:39722)