シリア反体制派同盟委員会は、アメリカ陸軍が初めてシリア領内に駐留し、シリア北部のティシュリーンダムの管理を掌握したと発表した。
イラン学生通信はRT(ロシア・トゥデイ)を引用し、この委員会が「目下、シリア北部のユーフラテス河におけるティシュリーンダムの管理を掌握した軍は、アメリカ陸軍であり、同軍は本営としてこの河付近の都市を選んでいた」と発表した。
この委員会から公布された声明によれば、アメリカ軍は現在ユーフラテス河西岸に位置するマンビジ市(アレッポ市の北部)を掌握するための戦闘の発生に備えているとのことだ。
この声明では、以下のようにも述べられている。シリア北部に駐留するアメリカ軍は、最近の「クルド軍に対しユーフラテス河西岸に入る許可を与えない」とするトルコ側の強い要求に対応したものである。
同委員会は、この情報以前にアメリカの兵士や士官らからなる部隊がクバーニー市に到着したことを11月25日に公表し、アメリカ軍がシリアのクルド軍と共同作戦室を設立したこと、そして、その本拠地がアレッポ市北の郊外に置かれ、ティシュリーンダムの管理を獲得するための準備措置であることを強調していた。
対ISIL連合軍の戦闘機は、ティシュリーンダム付近の住宅街やその周辺の村々を標的に定め、この戦闘機群の航空支援を受けクルドとアラブの軍は一週間に渡りISILと戦闘を行い、ダムの支配権を奪取するに到った。
シリアの一部の情報筋やニュースの報道は、ISILがマンビジ市から重火器の移送や虜囚たちの移動中であることを示している。このことからISILの降伏は明白であり、「シリア民主連合」で知られるクルド人とアラブ人で組織された軍を利するためにマンビジから撤退させたとのことだ。
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( 翻訳者:KM )
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