最高指導者「体制や指導部を受け入れようとしない者を含むすべて者が選挙に参加すべき」(2)
2016年01月10日付 Mardomsalari 紙


 革命最高指導者は、抑圧的な国々に従属し、それらの支援を受けた独裁体制下でイスラーム革命が勝利を収めるなどということは、物質主義的な説明からは不可能であるとし、次のように指摘した。

この勝利はこの世における神のスンナ(伝統・法則)、すなわち法の存在を示すものである。物質主義的な人間には、それを理解することなどできないだろう。

 同師はさらに、次のように強調した。

現在、イラン・イスラーム共和国体制はアメリカやシオニスト体制、抑圧諸国の手先ども、タクフィール主義分子、そしてダーイシュなどからなる、大規模な敵の戦線に直面している。しかしもし神のスンナが求めるもの、すなわち「抵抗、明晰なビジョン、そして機敏な行動」に従って動くことができれば、イスラーム革命の勝利のように、必ずやこの大規模な戦線に対して勝利を収めることができよう。

 イスラーム革命最高指導者はそこから、近代のイランおよび世界の歴史で起きた重要な出来事の一部と比較しながら、「イスラーム革命の永続性」の理由について議論を行った。アーヤトッラー・ハーメネイーは石油国有化運動と立憲革命という二つの出来事に言及し、次のように述べた。

国有化運動で国民が望んでいたのは、最低限の要求、すなわち石油という国民的資産からイギリスの手を引かせることであった。また立憲革命で国民が望んでいたのも、最低限の要求、すなわち国王の絶対的権力・権限を制限させることであった。

 同師はさらに加えて、

これら二つの出来事は、最低限の目標を掲げたものであり、国民も〔運動の〕表舞台に立ったものの、挫折を味わうこととなった。しかしイラン・イスラーム革命は、最大限の目標、すなわち完璧な独立と王政・専制の打倒を掲げて勝利を収め、今に至るまで存続しているのである。

 と指摘した。
つづく


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( 翻訳者:ISI )
( 記事ID:39750 )