難民船、また転覆―39人死亡
2016年01月30日付 Milliyet 紙


チャナッカレ県アイヴァジュク郡から出発した難民船が転覆し、39人の死者が出た。

 アイヴァジュク海岸から今朝ギリシャのレスボス島へ向かった難民を乗せた船が、バデムリ湾で転覆した。ボートに乗った難民たちが「ALO 158沿岸警備隊」に電話して助けを呼び、沿岸警備隊の乗組員が出動した。転覆したボートは完全に沈没し、難民たちも水中に投げ出された。現場に到着した沿岸警備隊員は、43人の難民を救出したが、10人が遺体で見つかり、そのうち5人は子供だった。遺体と避難者は上陸し、極端に体温が下がって低体温による危険に冒されていた者は救急車でエドレミト国立病院へ運ばれ治療を受けていることが明らかにされた。沈没した船とその周辺で助かろうとしている難民たちのために捜索と救出活動が開始された。

 救出活動は継続しているが、遺体の数は増えている。その中の何人かは沿岸に流れ着いており、また何人かは船の中から出され、死者は33人に上った。船からこれまでの間に75人が無事に救出された。救出活動は続いている。

■39人が死亡

 チャナッカレ県アイヴァジュク郡から出発した希望の旅の途中で、難民船が沈没し39人の死亡者が出た。事故に関係する1人のトルコ人は、これを計画した疑いで拘束されている。容疑者は、「私はやっていない。彼らが私を使ったのです。私も船に乗っていました」と話していることが分かった。

 難民たちが乗っていた17メートルのボートが沿岸から出発してから間もなく岩にぶつかり沈んだことが明らかとなった。生存者の数は62人で、6人の遺体が船で、他の遺体は海と沿岸で見つかったことが明らかとなった。現場での捜索と救出活動は継続されている。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:岡田咲月 )
( 記事ID:39766 )