アフガニスタン和平は夢のまた夢―四ヵ国協議、イスラマバードで開催も(2)
2016年01月12日付 Jam-e Jam 紙

 同氏はこの協議の中で、アフガニスタン和平交渉のプロセスを促進させるための4つの道筋を提示した。その道筋とは、すなわち

1.ターリバーンが暴力行使に走らぬよう説得するための諸条件を整え、彼らが交渉の席につくよう促すこと、
2.ターリバーンとの交渉を阻む障碍を取り除くための事後的措置を講ずること、
3.ターリバーンに交渉の席につくよう促すために、双方が信頼醸成措置を取ること、
4.交渉の全段階を広く見渡すための、現実的で柔軟なロードマップを編むこと、

である。

 今回の協議が始まる前、アブドゥッラー・アブドゥッラー・アフガニスタン行政長官の報道官を務めるジャーウィード・ファイサル氏は報道陣に対し、パキスタンは今回の協議の過程で和平交渉開催に乗り気な民兵組織のリストを提示する予定であると発言した。

 ファイサル氏によると、パキスタンはまた、ターリバーンへの資金援助を停止し、この民兵組織がアフガニスタン国境地帯で再び勢力を確立させるのを阻むことに同意したという。ジョン・カービー米国務省報道官もまた、今回の協議はアフガニスタンで恒久的平和を実現させる貴重な機会であると呼んでいる。

 ターリバーン側の代表者は誰一人として昨日の協議には参加しなかったが、しかしその一方で、この組織の幹部の一人はAP通信の取材に対し、「第一歩として、我々はアフガニスタン政府とではなく、米国との交渉に入ることになろう」と表明した。この人物はさらに、「カタール事務所に駐在しているターリバーン代表者2名が、近く中国の代表者とイスラマバードで面会することになっている」と付け加えている。

つづく


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( 翻訳者:FM )
( 記事ID:39774 )