イランは世界で最も多くの難民を受け入れている四ヵ国のうちの一つ
2016年01月14日付 Mardomsalari 紙

 国連の最新報告によると、イラン・イスラーム共和国はパキスタン、ヨルダン、レバノンとともに、世界で最も多くの難民を受け入れている国の一つであり、難民の主な国籍は、アフガニスタン、シリア、ソマリアである。

 国連広報センターの発表を引用する形でISNA(イラン学生通信)が伝えたところによると、『国際的な移民数のトレンド:2015年の見直し』〔※Trends in International Migrant Stock: The 2015 Revisionのこと〕と題されたこの報告書は、国連経済社会局によって作成されたもので、火曜日〔※1月12日〕にニューヨークにある国連本部で開かれた記者会見で、ヤン・エリアソン(Yan Eliasson)国連副事務総長によって発表された。

 エリアソン氏は、国連が世界を展望するにあたって、移民問題は重要なテーマであると考えているものだと強調した。

 同氏はさらに、移民・難民問題に取り組む際に重要なのは、彼らの権利について意識することであると付け加えた。

 国連副事務総長はまた、国際的な移民の数は世界中で増加傾向にあるとも述べた。

 国際的な移民は2000年には1億7,300万人だったが、この数字は2010年には2億2,200万人になり、さらに2015年には2億4,400万人にまで増加した。この報告書によると、そのうち3分の2近くの移民が、欧州(7,600万人)またはアジア(7,500万人)に暮らしているという。国際的な移民の数が3番目に多いのは北米(5,400万人)で、世界の移民の半数は女性である。

 国際的な移民の3分の2は世界20ヵ国に集中しており、一番多くの移民が暮らしているのはアメリカで、全移民の5分の1を占めている。それに次いで多くの移民が暮らしているのがドイツ、ロシア、サウジアラビアである。

 国連副事務総長は、「移民が受け入れ先の国での労働によって母国に送るお金は、公的な開発支援額の2〜3倍であり、そうして送られたお金は母国における健康や教育の努力を助けている」と述べた。

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( 翻訳者:MZTN )
( 記事ID:39787 )