Ahmet Hakanコラム:新党結成はあるのか?
2016年02月04日付 Hurriyet 紙

「この問題に三つの文章で回答できる」と言えば…以下の三つの文を設けよう。
1.新党結成に現在ほど遠いが、このような目標がまったくないとは言い難い。
2.新党を結成するのかどうか分からないが、このことで不快を今後口にするのを差し控えるとは言い難い。
3.自分たちに向けられる反感の規模が高まり、地位が下がれば…公正発展党を離れ新党を結成するのは簡単ではないとは言い難い。

■ビュレント・アルンチの最新の発表は後退か

筆者はあまりそのようには解していない。

ビュレント・アルンチの最新の書面による発表では…以下の二つにすぐさま取り掛かっている。
1.エルドアン大統領に対してすぐに敬意ある態度を呈し、下手に出て...大統領が自身について行った「あの人物は正直でない」という発言をなかったことにしようと努めている。
2.発言に注意し…訴えることをやめず…その証人をヤルチュン・アクドアンとして...「あの人物は正直でない」という発言に不快を感じたと口にし…地位を保っているのを強調することに努めている。

では、やろうとしていることは絶対に成功しうるのか。
これに対する回答は如何の通りだ:完全ではないが、まぁ、部分的に。

■反対を唱える人物の身に何が起きるか

‐エトヘムが保有する諸新聞がすぐに攻撃を始める。

‐「裏切り」「恩知らず」「背信」というような言葉が飛び交う。
‐アブドゥラーヒム・ボイヌカルンという名の友軍は、反対を唱える人物の精神的な枠を破壊するためひどい行動を行う。
‐ニックネームをつける、嘲笑する、貶めるという活動が始まる。
‐生涯態度を変えなかったヒュセイン・ギュレルジェは「移り気」と文章を書く。
‐反対を唱える人物を昨日まで「お兄さん、お兄さん」と言っていた人たちが、突然「ブロ」と言い始める。
‐[大統領の]覚えを良くするために最初にして巨大な石を投げるために大きな競争が始まる。

■どれだけ多く、どれだけ長く話しているのか

気になる
‐ドイツでは首相は一日に何度話しているのか。
‐もしくはフランスでは大統領は一日に1時間半にわたる三つの個別の会見を行っているのか。
‐はたまたアメリカでは大統領は朝昼晩3度の会見を行い、それをワールドチャンネルで生放送しているのか。
‐もしくはイタリアでは首相ついで大統領、大統領ついで首相と話しをしているのか。
‐さてはイギリスでは首相は一日にそれぞれ繰り返しである5つの長い会見に飽きもせず参加しているのか。

■大統領制に関して国民に警告

あぁ、国民よ!大統領制に関して批判的な放送のみをする人たちからも、ただ好意的な放送のみしかしない人たちからも離れなさい。好意的かつ批判的な意見双方を放送をする人に耳を傾けなさい。

あぁ、国民よ!誰かが君に大統領制について一面的プロパガンダをするなら...「じゃあ一面的プロパガンダ、考えを信じているなら、これに反対する者たちと表に出て、議論せよ」と言え。一面的なやり口を認めるな。

あぁ、国民よ!大統領制の、議会制の狂信的支持者側から、狂信的反対者から離れなさい。二つのシステムの利点と欠点を説明する、冷静な知識人に近づけ。

■なくてはならない: 権力の分立

「権力の分立」と我々が言うもの...
‐民主主義の条件
‐法の優越性の保証
‐バランス、抑制そして監督の条件
‐司法の独立の唯一の路
‐独裁制を妨げるくさび
‐我々をサダム或はアサドの国に変えることから守る規則

手短に言えば…権力の分立は...パンのように、水のように必要不可欠なもの。

‐あぁ、大統領制を訴える人々よ!
‐あぁ、半大統領制を目指す人々よ!
‐あぁ、党派的大統領を選ぶことに拘る人々よ!
‐あぁ、議会制を絶対に放棄しないと言う人々よ!

皆に一斉に訴える。どのシステムを主張するのであれ…権力の分立の原則を、なくてはならないシステムを作りなさい。何故なら権力の分立の原則が有効でないあらゆるシステムは、人間としての誇りをないがしろにするシステムとなるからだ。

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( 翻訳者:満生紗希子 )
( 記事ID:39799 )