革命最高指導者、「健全な競争」の必要条件について強調―選挙関係者との面会で(2)
2016年01月21日付 Jam-e Jam 紙


選挙関係者は法律に従う必要がある

 同師は選挙における健全な競争の二つ目の条件として、思慮と洞察力をともなった人民の参加と、善良なる人々の選出を挙げ、次のように付け加えた。

責任ある地位に就いた後に、自身を国に降りかかる困難への盾とすることができ、国民への奉仕や公的利益のために自己を滅却することのできるような人物、国を敵に売ることなく、〔大国への〕遠慮から国益を踏みにじるようなことのない人物を選ばなければならない。

 イスラーム革命最高指導者は再度、「体制に対して問題を抱えているような者たちも選挙に参加すべきだ」との自身の発言に言及し、「これは、体制を認めない者も議会に送られて構わないという意味ではない」と指摘した。

 アーヤトッラー・ハーメネイーはさらに、次のように強調した。

その国の体制の原則を認めない者が、意思決定機関に進出するような国が、世界のどこにあるというのか。自由の象徴であると自称し、一部の世間知らずな者たちもそれを受け入れて、喧伝しているアメリカのような国においてさえ、東西両陣営が競い合っていた時代、ほんの少しでも社会主義的傾向をもっているとの嫌疑をかけられた人たちは排除されたのである。

 同師はその上で、「体制とその利益、そして国の価値観を受け入れているような人物こそ国会に行くべきであり、それは我々に課されたことなのだというのは、一つの一般的真理なのであり、それは選挙の健全性に影響するのである」と付け加えた。

 イスラーム革命最高指導者は続きで、選挙の健全性〔を担保する〕その他の必要条件について論じ、次のように述べた。

選挙での健全な競争を確保するのに必要とされる基準・マナーとしては、「選挙にかかわるすべての組織・機関が法に従い、法律に書いてあることをそのまま守ること」、「法的機関を誹謗しないこと」、「世論を煽らないこと」、「選挙に立候補した者たちが互いを誹謗し合ったり、陰口を叩いたりすることを慎むこと」、「非現実的で違法な約束をしないこと」、そして「人民に対して誠実に接すること」などが挙げられる。

つづく


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( 翻訳者:FJKR )
( 記事ID:39810 )