1200人の教員、SMSでイスタンブルに招集
2016年02月08日付 Zaman 紙


シュルナクのイディル郡の1,200人の教員に国民教育省が昨日SMSを送った。教員は、職務に従事しているイディルでなく、イスタンブルで行われるセミナーに招集された。この決定は、人口7万3,000人の郡で外出禁止令が出るだろうという推測の原因となった。2カ月前には、同様の事態がシズレとシロピでも発生した。
国民教育省は、シュルナクのジズレとスィロピの他にもう一つの郡からも教員を集める決定をした。イディルで職務に従事している1,200人の教員は、SMSでイスタンブルの教育セミナーに招集された。冬休みの終了まであと1日というところで、国民教育省から送られたメッセージは、「郡で外出禁止令が出るだろう」という推測の原因となった。同様の事態が、およそ2月前にジズレとシロピで発生していた。12月13日に送られたメッセージは、2つの郡で勤務している教員を、研修に招集し、同時に教員らが故郷に戻ることを求めるものだった。これを受けて、何百人もの教員が、郡を後にする一方、1日後にジズレとシロピで外出禁止令 が出された。
今日、2週間のお休みが終わり、多くの生徒が始業式を迎える。しかしシュルナクのイディル郡の生徒たちのために学校は休校となるだろう。郡で勤務している1,200人の携帯電話に、国民教育省から「2016年1月8日から12日までの間にイスタンブルのアタシェヒル・ズベイデ・ハヌム・教育研究所で行われる第2016000374教員ワークショップセミナーへの参加は重要である」というメッセージが送られた。学校は今日始業するにも関わらず、国民教育省は教員をイスタンブルに召集したのだ。
教員にこのメッセージが送られたことは、人口7万3,000人のイディルのいくつかの街区に作られた塹壕とバリケードを撤去するために外出禁止令が出されるだろうという推測の原因になっている。シュルナクのジズレ郡とシロピ郡で12月14日から始まった外出禁止令の前にも同様の招集メールが送られ、教員の大部分が二つの郡をあとにした。郡で外出禁止令が出されるだろうという推測のために約15日前に多くの引っ越しが見られる一方、特に教員と公務員は荷物を抱えて郡から離れた。
先週、イディルに多くの大型トラック(TIR)が入り、弾薬、布団、ベッド、発電機をメフメト・アキフ・エルソイ小学校とアナトリア高校、職業訓練アナトリア高校に運び込んだ。郡で塹壕とバリケードがある地域にあるイディル・アナトリア高校、アタテュルク小学校、共和国小学校は、以前燃やされた。イディルにあるイェニ街区とトゥルグト・オザル街区にPKKのテロリストが掘った塹壕とバリケードがある一方、市民の大部分が家を放棄したことがわかっている。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:39828 )