アンカラ自爆犯はシリア難民のように入国していた
2016年02月18日付 Milliyet 紙


アンカラで28人を爆撃で殺害したシリア人、サリフ・ネッジャール容疑者は、2015年7月8日にマルディン経由で難民としてトルコへ入国していたことが明らかになった。

 ネッジャール容疑者は昨年7月8日、他のシリア人と共に難民としてトルコへ入国後、警察移民局に難民申請していたことが明らかになった。通常の難民登録がされ、写真撮影、指紋採取、生体認証登録が行われた。また、暫定保護法の適用で外国人ID番号を取得した後、トルコ各県に滞在していたが、その間犯罪歴は全くなかった。

■なぜこれほど早く身元が判明したのか?

 アフメト・ダヴトオール首相がこの大規模テロが発生した翌朝に、実行犯の名前を公表したことは、ソーシャルメディアで議論を呼んだ。入手した情報によれば、事件現場には29人の遺体があった。うち20体は軍関係者で、全員指紋があったことから、他8人の犠牲者についても短時間で身元が判明した。残ったもう一人の遺体がテロリストのものとされ、マルディンで採取された指紋と比較した結果、ネッジャールの身元が浮上した。このようにして、大量虐殺を実行したテロリストの身元が、テロ発生から数時間後には治安当局から政府関係者に伝えられた。

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( 翻訳者:貝瀬雅典 )
( 記事ID:39874 )