西洋への選挙への介入は何に起因するか?
2016年02月21日付 Jam-e Jam 紙


【ハミード・レザー・モガッダムファル博士――政治問題修士】いつもイランで選挙が行われるたび、イギリスやアメリカは、介入や干渉を行うことに興味を示す。しかし、今回は、比較的、新しい現象に直面している。それは、同二カ国とそのメディアが、極めて率直に、その行為を隠そうとすることもなく、選挙に口出ししていることである。(中略)

「なぜ我々の敵が今度の選挙に、これほど直接的に、厚かましく、大胆な介入をしてくるのか」という問は重要である。私の考えでは、この大胆さの理由は、《ポスト・バルジャーム》[※]の情勢に起因している。

※「バルジャーム」(BARJAM)は、5+1諸国との核合意「包括的合同行動計画」(JCPOA)のペルシア語の略語。ザリーフ外相による造語ということになっている。神話などにも現れる「ジャーム」(金や銀などの酒盃)の語も連想させる勇壮な語感。
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最高指導者は、再三にわたり、政治・文化・思想・安全保障など様々な領域への敵の《影響》について警告してこられた。しかし、この警告は、ときに無視されてきたのである。

もし、無視されず、最高指導者をはじめとする我々のトップらが、はっきりと明確な立場を取り、不快感を表明し、厳しい口調で返答していたならば、敵どもは、こんなふうに国民の理解を侮辱し、我々の政治的問題に敢えて干渉しようとはしなかっただろう。

我々は革命初期から常に、革命の精神をもたない西洋主義によって損害を被ってきた。いまでも、このような敵どもの大胆さは、西洋主義のやり口に起因するものである。トップらは、彼らに対し、油断してはならないし、自らの断固たる立場を示し、敵が講じる策を粉砕しなければならないのだ。

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( 翻訳者:ONK )
( 記事ID:39899 )