サウジ・カタール・トルコのシリア休戦条件は?
2016年02月23日付 Cumhuriyet紙


リヤド使節団(サウジアラビア・トルコ・カタール)はシリアでの休戦について多くの条件付きで「賛成」した。

アメリカとロシアはシリアが週末から停戦状態に入ることについて合意した。しかし、シリア反体制派は合意がまたただ紙上のものとなることを心配している。
アメリカの国務長官ジョン・ケリー氏とロシアの外務大臣セルゲイ・ラブロフ氏が週末に行った会談の後、合意について説明された。その合意の枠組みの中で停戦は、ヌスラ戦線やイスラム国のような「テロ組織」と認識されるグループに対して行われる攻撃は含まないとされた。延期されていたジュネーブ会議に参加したサウジアラビア、カタール、トルコは支援しているシリア反体制派最高交渉委員会によって書かれた書面発表で一時停戦に条件付きではあるが「賛成」することを明らかにした。
委員会が停戦のため挙げた条件は以下に並べられる
 1.全ての封鎖を解除させること
 2.人道支援の受け入れを許可すること
 3.逮捕された反体制派の人々を開放すること
 4.市民を標的とした全ての空爆・砲撃を終わらせること
最高交渉委員会の調整役であるリヤド・ヒジャブ氏は、「シリアで血が流れるのを防ぐため始められ、全ての側が議論する場を設けようとしている国際的な努力を支持している。しかし我々は理解する言葉で政権に応えることも知っている」と述べた。

■アンカラの最初の反応

封鎖解除と反体制派の人たちの解放は、22日夜に説明された米露の計画に含まれなかった。2と4については含まれた。計画で注目を引いた他の項目は、「合意に賛成するグループが停戦の続いている間お互いに土地を取ろうとしないこと」と自衛が必要な状況でも「均衡の原則を放棄しないこと」である。
トルコの最初の反応は22日夜、政府報道官のヌマン・クルトゥルムシュ氏によって述べられた。クルトゥルムシュ氏は、「停戦がもたらされることを前向きにとらえている。実際に行われうる停戦となることを望む」と述べた。

■自由シリア軍にとってのリスクはヌスラ戦線

BBCトルコの情報によれば、自由シリア軍関係者たちも慎重である。この関係者たちによると、合意の「ヌスラ戦線とイスラム国の停戦は枠に含まれない」という項目は、現実的に実行することを何であれ不可能な状態にしている。 
ロイター通信に話した自由シリア軍付属のヤルムック軍の政治部責任者、ベシャール・エル・ズビ氏は、ヌスラ戦線と自由シリア軍が、シリアのいくつかの地域で、衝突していることを明らかにした。ズビ氏は、「ロシアと政権は『ヌスラ戦線を攻撃する』ことを口実にこの地域を標的にし続けるだろう。これらの地域で各グループがどれほど衝突を繰り返してきたか、みんな知っている。もしそのような手段に出るなら停戦は崩壊する」と述べた。
シリア国民連合のハリット・ホジャ氏も、ヌスラ戦線が停戦の実現を難しくさせるだろうことを述べた。
ロイター通信に話したホジャ氏は、「ヌスラ戦線は私たちにとって問題点である。なぜなら彼らは、イドリブだけでなく、アレッポやダマスカス、国の南側にもいる。ここでの重要な点は自由シリア軍も『ヌスラを倒している』といって市民を狙いかねないことだ」と述べた。
昨年9月からシリアで空爆作戦をしているロシアはシリア軍のアレッポへの進軍において重要な役割を果たした。
西側諸国は「テロを闘う」として西側が支援している反政府組織を狙ったことでロシアを非難している。アメリカとロシアは合意した停戦に従い、両国がシリアで協力しているそれぞれの組織間の争いを終わらせるために積極的に努力するだろう。
停戦は、1回目は2週間に渡って実行され、両者が2週間の停戦合意に従った状態で延期が検討される予定だ。
シリアのアサド大統領は、週末に行った説明で停戦の用意があること話した。アサド大統領は停戦のための条件について「テロ組織が争いのない状態をチャンスに変えるよう努力し、攻撃を行うことを不可能とし、テロリストを支援している国々がその支援を引くのであれば停戦を受け入れる」と発表した。

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(翻訳者:佐藤彩乃)
(記事ID:39905)