《パッシブ・ディフェンス機構》長官:「2009年の《反乱》のような事件に、我々はソフト・パワーで応酬する」
2016年02月21日付 Hamshahri 紙


《国家パッシブ・ディフェンス機構》長官は、「2009年の《反乱》[※]のような如何なる治安上の事件にも、我々はソフト・パワーで応酬する」と述べ、以下のように語った。

※「反乱」は、2009年大統領選挙でのアフマディーネジャード当選に関して行われたともされる不正に対する、一連の抗議運動を指す。この運動を、改革派や民間運動家らは、《緑の運動》と呼ぶが、体制側は、「イスラーム共和国体制の団結を乱す反乱」という意味で、「フェトネ」(反乱)と呼ぶ。

「ソフト・パワーというのは、最高指導者のお言葉の世界における《影響》の度合いという意味で、イランにおいて、また、[中東]地域と世界において、真理を示す叡智ある言葉であることなのだ。」
(中略)

同機構長官のゴラーム・レザー・ジャラーリー少将は、さらに、こう続けた。

「アメリカ人たちがあらゆる手段を講じて尽力しているのは、イスラム革命の形成と影響力の芽を摘み、イランによって、敗北したイスラームというモデルと、宗教的統治の無力さを証明して見せるためなのだ。」

(中略)

さらに、同長官は、以下のように説明した。

「第一の、そして、最大のソフト・パワーは、最高指導者である。権力と力のあるところなら何処でも、その一部を最高指導者の力が形作ることができる。たとえば、エジプトの革命において、ムスリム同胞団は、既存の統治体制に対し、蜂起し、これを倒すものの、最高指導者が存在しないがため、ふたたび、出発点に期してしまう。しかし、我々の国では、力強い指導者を奉じている。[最高指導者]個人としても、また、その地位という点でも。

最高指導者その人と法学者らによる代理という地位は、従って、最高指導者への人々の信頼の度合いであり、最高指導者の人々への愛情の度合いであり、それこそが我々のソフト・パワーの一部なのだ。」

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( 翻訳者:ONU )
( 記事ID:39927 )