CHP、エルドアンの憲法裁判所無視の発言を告発
2016年02月29日付 Cumhuriyet 紙

マフムト・タナル氏が、エルドアン大統領の「憲法裁判所の決定を認めない」という発言を告発した。

CHPイスタンブル議員のマフムト・タナル氏は、憲法裁判所がジャン・デュンダル氏とエルデム・ギュル氏に関して決定を下した後に、レジェプ・タイイプ・ エルドアン大統領が発表したコメントを理由に、エルドアン大統領をアンカラ共和国検察局に告発した。タナル氏は、「大統領はこのような形で、憲法第105 条で保障される免責特権を受けることはできない。憲法裁判所と対立すること、またその決定に背くことは、トルコ国民に対して背いているという意味ももたらす。」と述べた。

CHPイスタンブル議員のマフムト・タナル氏は、憲法裁判所がジャン・デュンダル氏とエルデム・ギュル氏に関して決定を下した後に、レジェプ・タイイプ・ エルドアン大統領が発表したコメントを理由にエルドアン大統領をアンカラ共和国検察局に告発し、後に以下のようなコメントを述べた。
「憲法裁判所と対立し、またその決定に背く、トルコ国民に対しても対立している意味をもたらす今回のこの状況は、受け入れられるものではない。大統領はこういったコメントを違法に発表し、法的な正当性を失った。大統領は、他の公的機関と同様に憲法に準ずる。憲法の上に置かれるような立場ではない。」

■大統領はこのような形で、憲法第105条で保障される免責特権を使うことはできない

国民たちは以下のようにも思うだろう。大統領は憲法第105条に従って、祖国を裏切る以外で裁判にかけられえないだろうと。大統領らが行った仕事や職務、義務にかかわるある憲法の規定がある。たとえ大統領でも腰の武器を取って人を殺したら、どのようなかたちで裁判にかけられようとも、今回のように判決を尊重しないこと、裁判所の決定を認めないこと、公正な裁判を揺るがすこと、という罪が理由で捜査や訴訟はされうるし、裁かれうる。第105条において免責になるということはない。

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( 翻訳者:田中浩太郎  )
( 記事ID:39957 )