イスタンブル・グランドバザール大補修工事へ
2016年03月04日付 Hurriyet紙


全世界的に最も有名なトルコの歴史的建築物の一つであり、築555年のグランドバザールで補修工事が始まる。それも最も議論された場所から、すなわち屋根から…。

 征服王メフメト2世が建設を始めた1461年から今までの555年間に、数多くの地震と火事を乗り越え、何百万人もの来場者を迎え入れたグランドバザールがついに補修される。

 ファティフ区のムスタファ・デミル区長はこのことについて弊紙に、計画は5年をかけて準備され、修復を最も議論された場所である屋根から始めると述べた。

■30年かかる

 デミル区長は修復の完了には10~20年かかると強調し、「しかし屋根は今年の夏に終了する」と述べ、弊紙に以下のように伝えた。 「通常ではこれほど大きな歴史的作品の修復計画の作成、調査、委員会への提出・承認には30年かかる。我々は文化省に重要性を説明した。グランドバザールには取り除かれたり、薄くなってしまった壁があり、雨が降れば地上の側溝がふさがるために上に水があふれる。カビがあり、湿気がある。これは建物にとって危険な状態だ。いくつかのアーチでは亀裂や崩壊が起こり始めた。我々は文化省の全報告員をイスタンブルに招待した。たった一人でグランドバザールの計画を準備したり調査するのは不可能だった。今我々の計画は準備が整い、修復を始めている。この計画でグランドバザールの全問題を解決していく。」

■合計3700万の計画

 「3月中に我々は屋根工事のための入札を行う。旧県特別行政体とファティフ区当局を母体とした1200万トルコリラの計画だ。我々の基本的な目標は、グランドバザールを雨や湿気、カビや外的要因から救うことだ。保存委員会の承認により雨どいを交換し、雨水を地下に流れるようにし、下に免震を施す。 屋根はレンガの寄棟造りとなる。「キャットウォーク」と我々が呼んでいる所は歩道となるが、観光客は屋根には上がれない。イスタンブル水道局(İSKİ)は基礎工事作業に3500万トルコリラを費やす。セントラルヒーティングシステムが作られて、屋根にエアコン、TVアンテナ、トイレはなくなる。全て地下に下ろすのだ。店子が以前どのように働いて、数世紀もの間売買と商売を如何様に行ってきたとしても、同様に行う。品物も観光客の通行の流れを妨げることなく外に置く。我々はグランドバザールをその精神と共に保護していく。」

■「スカイフォールはよくぞ撮影された」

 ファティフ区のムスタファ・デミル区長は、ジェームズ・ボンドシリーズの映画「スカイフォール」のバイクのシーンが撮影されてグランドバザールの屋根が破損したという意見を受け入れない。「グランドバザールの屋根には歩くための道がある。撮影はそこで行われた」と述べ、付け加える。「よくぞ、この映画が撮影された。皆が屋根に気づき、知った。実は屋根にはレンガは残っておらず、TVアンテナやエアコン機材が設置される中、 往来の盛んな場所となっていた。スカイフォールによって有名になったのだ。言うなれば正しい道を進んでいる。」

■数字で見るグランドバザール

●一日に30~50万人の来場者がある。3万125軒の店舗に97種類の品種が存在し、2万5千人が働いている。
●22個の門があり、64本の通りが通っているようだ。その中に礼拝所が5つ、ベデステン(屋根付き市場)が2つ、泉が7つある。
●ベヤズィト街区、モッラー・フェナリ街区、タヤ・ハトゥン街区で合計11万868㎡の敷地面積を占めている。
●555年の間に20を超える地震と火事に見舞われたが倒壊はしなかった。
●2007年11月26日に閣議決定で修復計画が宣言された。
●99回の測量調査、復元と修復計画の承認が実現された。
●計画の中に含まれるハンは27個。
●グランドバザールは1980年に最後の小規模な整備が行われた。

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(翻訳者:伊藤梓子)
(記事ID:39985)