CHP、戦闘後のジズレ視察「シリアと差がない」
2016年03月05日付 Radikal 紙


共和人民党(CHP)の国会議員4名で構成された視察団が、シュルナク県ジズレ郡の視察を行った。視察団の一人であるCHPメルスィン県出のフィクリ・サーラル国会議員は、町の破壊された様子は写真で見ていたが、これほどまでに深刻な破壊状況であるとは思っていなかったと述べ、「今のジズレはシリアと差がない」と話した。

CHPのフィクリ・サーラルメルスィン県出国会議員やイスタンブル県出セズギン・タンルクル国会議員、イズミル県出のゼイネプ・アルトゥオク国会議員、そしてコジャエリ県出のファトマ・カプラン・ヒュッリイェト国会議員の4名で構成されたCHP視察団は、外出禁止令が発令され、未だ戦闘が続いているジズレ郡で本日(4日)視察を行った。このCHP視察団は、午前中に手始めとしてジズレの自治体を訪問した。

その後、郡知事やシュルナク県の弁護士会の代表者らと会見したCHP視察団は、会談を終えると非常に激しい戦闘が繰り広げられているヤフェス村とスル村を訪問し、破壊された家屋やビルを調査した。

この視察の間、市民らに度々声をかけて会話をしていたCHP視察団のメンバーらは、現状に関する市民の気持ちを汲みとっていた。

市民らと会話を交わしたCHPのサーラル国会議員は、以前からテレビや新聞等でジズレに関するニュースには注目していたが、ジズレの被害がこれほどまでに深刻であったとは予想もしていなかったと話し、以下のように述べた。「ジズレに関しては、いつもテレビや新聞等でニュースを追っていました。しかし、これほどまでに深刻な破壊状況であるとは思いもしませんでした。今ここに来て、視察を行い、市民と言葉を交わしました。今私が見ている景色は、シリアで起きた悲劇と何ら違いがありません。そしてこの景色を見て、やはりジズレもシリアで被害を受けた都市と全く差がないのだと実感しました。」

ジズレの被害状況を現地で視察し、検証するために訪れたこの視察団のメンバーによって行われる検証作業は、今日の会談に関する報告書も添えて通常国会へと提出されることがわかった。

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:39988 )