アンカラ大学で研究費不正疑惑
2016年03月09日付 Radikal 紙

アンカラ大学にて学術研究プロジェクトが満期になっても完了しなかったが、学科長らの代理で署名をするという手口でそれを完了したかのように見せかけ350万リラの不正な利益を得ていたと疑われる33名が逮捕された。

アンカラ大学で2010年から2012年の間に実施された学術研究を調査した高等教育機構(YÖK)法律諮問部は、諸手続きが違法であると確認されたことを受けて、暫く前に、大学プロジェクトに関する捜査を始めた。

事件の首謀者らが大学との関係を断っていることが判明すると法律諮問部は同事件に関して共和国検事局にて刑事告発を行った。

これを受けてアンカラ警察金融犯罪対策支部所属チームにより捜査が開始された。
この捜査でアンカラ大学のN.H.元副学長とうち14名の大学職員を含む計34名が、大学予算から学術研究プロジェクトに充てられた経費を適切に使用していないことが確認された。

容疑者らは、学術研究プロジェクトを満期になっても完了しなかったが学科長らの代理で署名をするという手口で完了したかのように見せかけ、この手法で契約企業へ大学予算から約350万リラが支払われ、この利益の配当を受けていたことが判明した。

容疑者らと問題の企業関係者らは、関係する学科長らが気付くことなしに彼らに代わって署名をするという手口であたかも学術研究プロジェクトが終了したかのように見せかけことが判明し、逮捕された。

捜査の一環でイスタンブルとイズミルでも逮捕者が現れ、組織指導者と疑われる元副学長は、アメリカに滞在しており逮捕に至らなかったと伝えられた。

同事件に関して元女性教員は妊娠しているためアンカラへ連行されずに逮捕され、アダナ警察で諸手続きが継続していることが分かった。

容疑者らは健康診断後に事情聴取に臨む予定であると伝えられた。

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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:40017 )