対PKKディヤルバクル市街戦、おわる
2016年03月10日付 Hurriyet 紙


ディヤルバクルの中心地として位置付けられているスル郡でテロ組織PKKに対して2015年12月2日に始まった作戦が昨日終了する一方、徹底的な捜査活動と外出禁止令がもうしばらくの間続くことが明らかとなった。関係者らはスル郡における全家屋に入ったことを公表した。作戦の後、諸地区で5つの別々の安全地帯と警備所が設けられる予定だ。

ディヤルバクル県のスル郡でPKK所属のテロリストらを無力化し、塹壕をふさぎ、バリケードを取り壊すために治安部隊がおこなった作戦が昨日99日目で完了した。関係者はスル郡における全家屋に入ったこと、作戦が昨日の午後4時に終了したと明らかにし、徹底的な捜査活動と6つの諸地区における外出禁止令がもうしばらく続くと述べた。

内務省のエフカン・アラ大臣は昨日「実行された共同作戦の一環で243個の塹壕とバリケードが除去された。354個の爆弾計画も無効とされた」と述べた。非常に多くの長い銃身と重火器とバズーカ砲、バズーカ砲弾、手製の爆弾、手榴弾、そして軍用品が押収されたと述べた。

12月2日にスル郡にある15の地区のうちファーティフパシャ、ハスルル、ダバンオウル、サヴァシュ、ジェヴァットパシャ、ジェマル・ユルマズで外出禁止令が宣言されていた。この時行われた作戦でそのうちの2名の大尉と少尉を含む53名の兵士と17名の警察、及び1名の村落警備員を始めとする計71名の治安部隊が殉職した。392名の兵士、128名の警察官、3名の村落警備員を始めとする計523名の治安メンバーが負傷した。作戦の間17名の子供を含む計74名の市民が負傷し病院へ搬送された。

作戦地区の住民の大半は家々を放棄した。治安部隊は、ここ最近追いつめられた組織メンバーの攻撃に不安を感じており家から離れたいと希望する住民を安全に外部に連れ出した。スル郡の作戦が続いている地区からこの10日の間で女性や子供も含む60名が避難した。その間ディヤルバクル県の主任検察官はスル郡で3月3日に家から引き出された23名のうち8名が拘束されたと明らかにした。スル郡で作戦が終了した後、諸地区で5つの安全地帯と警備所が設けられる予定だ。

■ユックセキオヴァで作戦

ハッキャーリ県のユックセキオヴァで特殊作戦警察と軍部隊はエセンテペ地区の塹壕を塞ぎ、バリケードを取り壊すため作戦を開始した。地区では非常に激しい銃声と爆発音が響き渡った。衝突の際にその場を離れようとした車両にいたイルハン・エンギン氏(25)に銃弾があたり搬送会社の車の中で亡くなった。 運転手のフェルハット・ギュルセヴェル氏は負傷した。

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( 翻訳者:満生紗希子 )
( 記事ID:40023 )