エジプト:シナイ半島で武装集団が青年3人を誘拐
2016年03月15日付 al-Hayat 紙

■武装兵がアリーシュで青年3人を誘拐

【カイロ:本紙】

武装集団が昨日(14日)、北シナイ県のアリーシュ市に住む青年3人を誘拐した。目撃者によると、彼らはアリーシュ市内を通る海岸沿いの国際道路で青年らの車を阻止し、車と青年3人を連れ去った。行き先は不明である。武装集団が過去の事件で繰り返したように、誘拐された青年らが殺された恐れが生じている。

その間、ヒシャーム・ナキーブ外務大臣補佐官が在外領事館と在外エジプト人に伝えたところによると、外務省はリビアでエジプト人15人が誘拐された事件の真相究明を進めており、カイロに在住の在リビア・エジプト大使とも連絡をとっていることも指摘した。また、外務省は真相についての調査とエジプト人の安全確保のために全力を尽くしていると付け加えた。

また、ガルビーヤ県のある弁護士が外務省に伝えたところによると、リビアで働くエジプト人は同僚の家族に、ダーイシュ(「イスラーム国」)所属の武装集団が現地の労働者15人を誘拐したと知らせた。

一方、カイロ刑事裁判所は、ムハンマド・ムルスィー前大統領およびムスリム同胞団幹部とメンバーの被告10人名の裁判を、本日(15日)の会に延期すると決定した。この事件で、彼らはスパイ、国家機密文書漏洩、大統領職の支配、治安当局と軍への干渉、そして以上の情報をカタールに公表した罪に問われている。

一方、国防大臣のスィドキー・スブヒー大将は、ギリシャ軍参謀総長のエヴァンジェロス・アポストラキス海軍大将と、両国の治安と安定、および地域・国際レベルの成長への支援に関する努力について話し合った。

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( 翻訳者:塩川ゆうり )
( 記事ID:40067 )