■ダーイシュがリビア南部の油田に勢力を伸張
【トリポリ:アリー・シュアイブ】
ダーイシュがリビア東南部のサリール油田を襲撃したというニュースは、政府関係者の間に大きな動揺をもたらした。北部海岸沿い中部のスルトに存在が確認されていたダーイシュが、南端の新たな諸地域へ勢力を伸張し、同地の石油プラントを標的としているということが、重大な意味をもつためである。これまでのダーイシュの攻撃は、スルトから「石油の三日月地帯」までの地域にとどまっていたが、それでも各地の港は石油輸出を一年以上停止しており、そのためリビアは破産寸前の状態に置かれているのだ。
昨日(15日)、石油プラント警備部隊(訳注:リビア防衛省)のアリー・ハースィー報道官は、本紙に対し、一昨日シュウラ油田とサリール油田を襲撃してきたダーイシュ構成員と交戦したと伝えた。また必要不可欠なプラント本体やリビア全域に水を供給している近くの人工河川は何の損害も受けていないことを強調した。
(後略)
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( 翻訳者:高橋舜 )
( 記事ID:40068 )