トルコ・EU間、難民交渉合意へ―日曜からトルコへの送還はじまる
2016年03月18日付 Milliyet紙


ブリュッセルで開かれたトルコ・EU首脳会議で、合意が固まった。これによると、欧州諸国に流入しているシリア難民らは、日曜日からトルコに送還されることになる。トルコのEU加盟交渉における33章の交渉分野についても、6月に交渉が再開される見込みだ。

ブリュッセルで開かれたEU・トルコ首脳会議において、重要事項が合意に至った。この首脳会議で得られた合意には、南キプロスの承認も含まれていることがわかった。

ツイッター上でコメントを発表したフィンランドのユハ・シピラ首相は、EU加盟国の首脳らが難民に関する合意に賛同し、合意が固まったことを伝えた。シピラ首相は、トルコとの間で至ったこの合意が「満足のいく」ものであったとも伝えている。

シピラ首相のコメント発表の後、ドナルド・トゥスク欧州理事会議長もEU・トルコ間で合意に至ったことを発表した。トゥスク欧州理事会議長はツイッターで、「欧州の首脳陣全員とトルコの首相を交え、EU・トルコ間における合意を満場一致で得た」とコメントした。

■トゥスク欧州理事会議長「難民の送還は日曜日から開始する」

首脳会議後、ドナルド・トゥスク欧州理事会議長はジャン=クロード・ユンケル欧州委員会委員長とアフメト・ダヴトオール首相との共同記者会見を開いた。

最初に発言したトゥスク欧州理事会議長は、トルコの加盟交渉における33章の交渉分野に関しても交渉再開が決定されたと話し、以下のように述べた。「日曜日から移民らのトルコ送還が開始される。(難民流入という)この危機を解決するためには、バルカン諸国の協力が必要だ。」

■ダヴトオール首相「歴史的な日」

ダヴトオール首相はこの共同記者会見で、以下のように発言した。「今日は歴史的な日となった。EU・トルコ間で合意に至ったのだ。難民問題という観点から公正な措置がとられ、その費用も公正な形で共有されることになる。」

また、首脳会議が開かれた会場の裏通りでPKKのテント設置が許可されたことを批判したダヴトオール首相は、「私は今ここで遺憾の意を評したい。7800万人もの人々が喪に服している中で、同じシンボルや旗によってテロ組織やテロ行為を支援するために彼らはこのビルに近い場所に集まったのだ。あなたがたはテロ組織を区別することができないのか。」と批難した。

■難民は強制送還される

この難民に関する合意に基づき、トルコ政府はシリア難民を含むギリシャに違法入国したすべての難民らの送還を受け入れることになる。その見返りとして、(トルコに滞在する)シリア難民の一部がEU諸国に分散して受け入れられる。そしてEUがシリア難民対策のためトルコに援助している支援金も増額され、トルコ国民に対してはビザの自由化が早期に実現されるとともに、トルコのEU加盟交渉も加速される見込みだ。この合意によると、3月20日(日曜日)以降、ギリシャに渡った移民らは難民登録され、難民申請の根拠の有無を審査された後に(根拠のない者は強制的に)トルコへと送還されることになる。

■合意内容

今回の合意によると、トルコを経由してギリシャに渡った難民らは、4月4日以降トルコへと送還されることになる。この合意は、3月20日以前にギリシャへ渡った難民らを含んでいる。

EU関係者筋から得られた情報によると、今回の合意で固まった項目は以下のとおり。
・トルコの加盟交渉における33分野目の「経済通貨政策」分野の交渉が6月30日までに再開される
・ビザ自由化に向けた基準を4月末までにまとめる
・トルコは送還難民の受け入れを4月4日以降開始する
・トルコの難民受け入れ政策に対し、1週間以内に支援金が出される

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(翻訳者:指宿美穂)
(記事ID:40088)