イスタンブル・イスティクラール通りで自爆テロ
2016年03月19日付 Radikal 紙

外国人でもトルコ人でも、イスタンブルへやって来た観光客なら誰しも必ず訪れる場所である、ベイオール区のイスティクラール通りで爆発が起きた。イスタンブルで最も警備が厳重な通りとして知られるイスティクラール通りで今日20日の朝、自爆テロが発生し、4人が死亡、20人が負傷した。負傷者のうち3人は 重傷である。

ベイオールのイスティクラール通りから延びるバロ通りに位置するショッピングモール・デミルオレンの近くで、爆発が起きた。ヴァスィプ・シャーヒン・イスタンブル県知事は、ベイオールの区庁舎前で自爆テロが発生したこと、これにより3人が死亡し、重傷者3人を含む20人が負傷したことを明らかにした。

■トルコで最も有名な通りのひとつ

イスティクラール通りは、イスタンブルの最も歴史ある地区であるベイオールでトゥネル・タクスィム広場間を結ぶ通りで、19世紀末以来、トルコで最も有名な通りのひとつであり続けている。長さ1400メートルのこの通りの中間地点は、ガラタサライ高校の横を通るイェニチャルシュ通りが交差し、建国50周年記念のモニュメントがある場所として知られている。平均で海抜74メートルの高さにあるイスティクラール通りは、行政区分上9つの地区を貫いている。トル コで最も国際的な地区として知られるイスティクラール通りは、イスタンブルへやって来た観光客なら外国人であってもトルコ人であっても必ず訪れる場所である。この通りは、明け方までのわずかな時間を除いて絶えず混雑している。

■アンカラでの自爆テロ以降、厳戒態勢

アンカラでの自爆テロの後、内務省は行動を開始し、全81県の空港や港、バスターミナル、駅、街で市民が多く集まる場所における安全対策の水準を引き上げていた。イスタンブルで最も混雑する、重要な場所であるタクスィム広場とイスティクラール通りでも、安全対策が強化されていた。警察には爆発物探知犬が配備され、対策強化がなされた。イスティクラール通りやゲズィ公園、タクスィム広場での継続的な警戒態勢が敷かれ始めていた。

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( 翻訳者:粕川葵 )
( 記事ID:40092 )