最高指導者、「抵抗経済」を「実行」するための10の処方箋を発表〜年頭演説で(1)
2016年03月20日付 Jam-e Jam 紙


【ジャーメ・ジャム・オンライン】イスラーム革命最高指導者は新年最初の日〔=3月20日〕に、〔マシュハドの〕レザー廟に集まった大勢の参詣者および近隣住民らとの熱気あふれる集会の中で、重要な演説を行った。師はその中で、アメリカならびに国内にいる一部の者たちが偽りの「二者択一」を示すことでイランの指導者たちやイラン国民の世論に注入しよう試みている、「屈服主義的な思想」の真の意味、そしてそれが有する「隠された危険な目的」について、詳細を説明した。師はその上で、抵抗経済の「対策・実行」に向けた10の基本的提案に触れ、

このような合理的であると同時に革命的な道を歩むならば、親愛なるイランは〔敵の〕脅威や制裁措置に対して免疫を得ることができるだろうし、皆が心を一致させ、三権が協力・協調し合う中で、政府も本年の終わり〔=2017年3月下旬〕に、人民に対して〔イランの未来に対して〕信頼をもたらすような客観的報告を提示することができるだろう。

 と強調した。

 ジャーメ・ジャム・オンラインが最高指導者広報サイトを引用する形で伝えたところによると、アーヤトッラー・ハーメネイー閣下はイラン国民に対し新年を再度祝った上で、95年〔西暦2016年3月20日〜2017年3月20日〕の最初と最後が〔イスラーム太陰暦の〕ファーテメ・ザフラー閣下生誕記念日と重なっていることは、国にとって幸運なことであると述べた。

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は続けて、本年のスローガンである「抵抗経済:対策と行動」について、説明を行った。

 師は95年のスローガンの選択は厳密な論理的・合理的根拠に基づいたものであると強調した上で、全人民、特に若者に対し、この論理的根拠について深く考えてもらいたいと呼びかけ、次のように述べた。

中には本年のスローガンとして、文化的なスローガン、あるいは倫理的なスローガンを選択した方がよかったのではないかと考えた人もいたかもしれない。しかし、国が抱える諸問題全体を考えた結果、ここ数年と同様、経済的なスローガンを選んで、「一般的言説」として〔社会に〕普及させることに決めたのである。

 イスラーム革命最高指導者はさらに、「今年のスローガンの選択は、国の抱える諸問題に対するマクロな分析・視点に基づくものである」と付け加えた。

 師はこの「マクロな視点」について詳説する中で、次のように続けた。

現在、アメリカは社会で指導的立場にある人物、そしてさらには国の世論にまで、ある特殊な考え方を注入しようと躍起になっている。それはすなわち、イラン国民は二者択一の分岐点に差しかかっており、二つの道のうちに一方を選ぶより他にない!とする考え方である。

つづく


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( 翻訳者:SA )
( 記事ID:40121 )