エジプト:シナイ半島で軍がダーイシュに対する攻撃を拡大
2016年03月27日付 al-Hayat 紙


■軍がシナイ半島でダーイシュに対する攻撃を拡大、戦闘員19名を殺害

【シナイ半島:本紙】

エジプト軍は北シナイ県での銃撃戦で「ダーイシュ(イスラーム国)」のエジプト支部「アンサール・バイト・マクディス」の戦闘員19名を殺害した。一方、マジュディー・アブドゥルガッファール内務大臣は昨日(26日)、イタリア人学生レジェーニさんの殺害事件の真相究明に向けた捜査が進行中であると強調し、この事件は難しい問題で、内務省は重大な関心を払っていると指摘した。

また同大臣は昨日(26日)、自身も臨席した議会での政府声明と並行して、イタリア人研究者の殺害事件についての内務省の捜査や努力に疑いを持つメディアに対して発言した。その中で、内務省とイタリアの治安当局が全面的に協力していること、同当局からの派遣団とともに捜査は着実に進んでいること、双方が情報交換を行っていること、そして謎が多いこの事件の究明にはこうした方法をとるのが自然であることを強調した。

エジプト軍は、北シナイ県での「ダーイシュ」戦闘員に対する攻撃を拡大した。治安筋や現地住民が伝えたところでは、この攻撃はシナイ半島各地にある戦闘員の拠点とその要衝を標的とし、これにより手配中の構成員の内19名の殺害、容疑者6名の逮捕に加え、手配者拘束に向けて彼らへの取り調べが行われた。

また同攻撃により、戦闘員が避難所として利用していた塹壕23箇所が壊滅、武器貯蔵庫も破壊された。同様に車27台と重機2台、バイク2台が燃やされ、車2台と紙巻タバコ300箱を押収された。

(後略)

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( 翻訳者:塩川ゆうり )
( 記事ID:40161 )