ダウトオール首相、建築家シナン追悼式であいさつ「頭蓋骨をさがす」
2016年04月10日付 Hurriyet紙


アフメト・ダヴトオール首相が、サレ・ダヴトオール夫人と共にスレイマニエ・モスクでの建築家スィナンの追悼式に参加した。ダヴトオール首相は挨拶で「船でイスタンブルに近づいてくると、一方にはスレイマニエ、他方には『ギョクカフェス(ビル)』という怪物がある。今後この街に短剣のように刺さる建物は一切建設されない」と述べた。首相は「歴史的半島に背信するもの、半島を侵すものは何であってもこの街への裏切りである」 として、要約して以下のように話した。

■ギョクカフェスという怪物

「歴史的半島のファティフ地区、イスタンブルの中心地で私は育ったが、(アジア側の)サラジャク地区に私の家があって欲しいといつも思っていた。何故ならただ中で育つと、この街の美しさを内から体感しますが、時折外から眺めたい時に最も美しいシルエットの一つをあの地区から見られるからだ。今、忖度する時なのです、皆さん。ここで名前を挙げることもいとわない。もし船でイスタンブルに近づいたとしたら、一方にはスレイマニエ、他方には「ギョクカフェス」という怪物がある。建築家スィナンから我々世代は何の教訓も得ていない、と人びとは大いに悲しみ、嘆き、打ちひしがれている。歴史的半島に背信するもの、半島を侵すものは何であってもこの街への裏切りである。私は同じことをゼイティンブルヌの塔の中でも発言し、他の建物の中でも。」

(中略)

■動き出す時

 「ひとり歴史的半島に来たときに、私の心をある安らぎが包み込む。今は動き出す時だ。我々の誰もが建築家スィナンを毎日考えながら、必要なときには、彼の形を基に、決して建築家スィナンを真似ずにとても美しい建築を作りあげながらこの街の、この文明の理解に資さねばならない。」

■建築家スィナンの失われた頭蓋骨を調査する

 ダヴトオール首相は、ミーマール・スィナンの失われた頭蓋骨を調査すると話し、以下のように述べた。

「民族の根源が討論される時代に、彼もまたトルコ人であったと証明するために、あなた方もご存じのように、一部の者は、その名前を挙げてここで蒸し返すことはしたくはない。しかし主要な3人の人物が、残念ながら建築家スィナンのご遺体がある墓を開いて、ご遺体の脳が入っている頭蓋骨を計測する挙に出たことがわかっている。彼の頭蓋骨の計測によって、彼らなりにあることを証明しようとした。墓は開けられて、頭蓋骨は取り出され、調査のために持ち出された。その後このご遺体のこの器官は、修復期間中に返還されていないことがわかった。私は首相事務次官に重大な責任をもって職務を与えた。調査を開始し、建築家スィナンのご遺体、ご遺体の一部…。頭蓋骨と言うことさえ私には憚られ、口にできない。できる限りDNA鑑定も含めて、どうにかそのご遺体の一部を願わくばご遺体の別の一部とあわせて、少なくとも我々の歴史の汚点を消すために、措置を講ずることだろう。」

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(翻訳者:伊藤梓子)
(記事ID:40244)