アンカラ駅前テロ、2か月前から警告されていた
2016年04月13日付 Hurriyet 紙


2015年10月10日103人が命を失ったアンカラでの自爆攻撃の二か月前、攻撃を行ったユヌス・エムレ・アラギョズがこれを行い得るという警告がなされていたことが明らかになった。

アドゥヤマン警察は2015年8月4日の機密文書で「戦闘地域と連絡のある人物たちが県での活動を解明する」ため、「13-06C 477計画諜報作戦」が遂行されていると明らかにされた。アラギョズが現在シリアにおり、スルチで自爆攻撃を実行した彼の兄弟シェイヒ・アブドゥルラフマン・ アラギョズ同様に自爆攻撃(イジュティハード攻撃)を行い得る、彼がトルコへ戻ってくれば扇動的な攻撃を実行しうる」と記されていた。同文書にはアラギョズの四枚の写真も添え付けられていた。

警察の諜報部長エンギン・ディンチ氏による同日の文書ではアラギョズとメフメト・イシキが「シリアでイスラム国の中で恐らく同地域でともに活動を行い、最近、家族と別れを告げたとし、「上記の人物たちが我が国で扇動的行為(自爆攻撃)を行う可能性がある」と書かれていた。

アンカラ警察本部は、8月7日に副署長たち、テロ対策部長、郡警察署長たちに送った「起こりうる攻撃」との書類で、「アドゥヤマン出身のムスタファ・ドクマズ・グループが民主統一党(PYD)へ過剰な反発があり、同グループのシリア駐留メンバーがこの先、我が国で扇動的な攻撃に使用されうる」と表現した。このため、全アンカラで警戒措置をとる必要性が説かれた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:奥村 茜 )
( 記事ID:40266 )