PKK、復讐宣言のクルド系部族へ返答
2016年04月14日付 Hurriyet 紙


PKK(クルディスタン労働者党:非合法)の武装攻撃により負傷したジルキ部族リーダーのターヒル・アドゥヤマンに関連し、分裂主義テロ組織より発表があった。PKKは、自分達が実行犯ではないと弁明した。

テロ組織PKKによるジルキ部族リーダーのタヒル・アドゥヤマンに対する武装攻撃を受け、部族は強硬に反発した。ジルキ部族幹部は復讐を誓い、「我々に人道的振舞を期待しないように」と述べた。

■タヒル・アドゥヤマンは銃撃を受けた

事件後、分裂主義テロ組織PKKが声明を出した。北イラククルド自治政府寄りのニュースサイトRudawによると、PKKは以下の通り声明を出した:

「ジルキ部族のタヒル・アドゥヤマンがPKKにより襲撃を受け負傷したとのニュースが流れた。我々は、ジルキ部族のいかなる者に対し、また、タヒル・アドゥヤマンに対して行動を起こす旨の決議を取っていない。我々は、本件といかなる関係もない。そもそも、季節的要因で、現在、現場周辺には我々のいかなる部隊も存在しない」。

また、テロ組織の声明では、攻撃を複数のジルキ部族関係者が行ったと主張した。

■事件の展開は?

ジルキ部族リーダーであり地域の最重要防衛隊長の一人であるタヒル・アドゥヤマン氏は、4月11日シュルナク県ベイトゥシェバプ郡から約5キロの地点にあるメヴキ第二橋で移動中、攻撃に遭った。銃撃によりタヒル・アドゥヤマンが負傷する中、護衛が反撃した。

■部族による復讐の誓い

事件の翌日、ハッキャ-リでジルキ部族一派のグループが、記者会見を行った。グループ名で会見に臨んだジルキ部族ハッキャ-リ代表のメフメト・アドゥヤマンは、「我々は部族として復讐を行う」と述べた。アドゥヤマンは、「今後、我々部族とPKKとの間の関係は断絶された。我々に人道的振舞を期待しないよう」 と発言した。アドゥヤマンはPKKが全クルドを根絶やしにしていると言い、「ユクセコバの人々は難民状態に陥った。シロピ、ジズレ、ディヤルバクルで PKKはクルド人を殲滅した」と述べた。

ハッキャーリ、シュルナクには2万人以上のジルキ部族が存在し、大部分が村落の防衛を担っている。

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( 翻訳者:山根卓郎 )
( 記事ID:40271 )