イスラム協力機構、分担金未払い国は?
2016年04月15日付 Cumhuriyet紙


イスラム協力機構のイスタンブルサミットで「寄付金」と「分担金」の危機が起こった。分担金と寄付金を支払っている国について言及したエルドアン大統領は、このようにして残りの未払いの国々を露見させた。

エルドアン大統領は20の国が分担金をきちんと支払ったことを説明し、「そのほかの国は分担金の支払いにおいて問題がある。事務局に支払われる必要がある金額は計1億6000千万ドルである。それが支払われなければ、組織をどう機能させることができるというのか」と述べた。
サミットを主催するレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、国際会議で行われない方法を試しつつ、加盟国にイスラム協力機構に寄付するよう呼びかけた。トルコが行った寄付金の額も生放送で明らかにした。同大統領はその説明の後、「寄付をしたことを明らかする国の代表たちは手をあげ、マイクで寄付金の額を言ってほしい」と述べた。同大統領のこの提案に最初に反対したのはサウジアラビアで、その後他の国々も続いた。

■「私たちは寄付金を2か国間レベルで支払う」

最初に手を挙げたのはサウジラビアの財務相であった。「我々は寄付金を2か国間レベルでイスラム協力機構に支払う」と述べながら「公の場で金額を言いうことは、適切ではない」というメッセージを送った。

しかしながらエルドアン大統領は、自身が提案した方法を強く主張した。これに対して、まずインドネシアが、その後クウェートの代表が発言し、エルドアン大統領の方法が適切ではないということを、外交上の表現を用いて述べた。インドネシアとクウェートの代表は、「支払われる寄付金の額を生放送で明らかにする代わりに、2か国レベルでイスラム協力機構に寄付金を送金する予定である」と述べた。
外交上の表現を用いて次々と行われた指摘を受け、エルドアン大統領は「公然と寄付額を公表すること」を諦めざるを得なかった。
しかしエルドアン大統領はこの状況に不快感を示し、「どうやら、ここで寄付を明らかにしたい国はないようだ。我々の信仰において、無駄な行いは秘することである。(寄付が)義務であることは明らかである。未払い国にも奨励してほしい」と述べた

■生放送で分担金の未払いの国を露見させた

提案した「公然と寄付を発表する」という方法がうまくいかないとなると、同大統領は、今度は加盟国でありながら、分担金を支払わない国を「露見」させた。
「寄付のシステムを完全に撤廃することは可能だ。分担金システムによってこの仕事は果たされる」と述べた同大統領は、次のように続けた。
「分担金システムを用いて組織を運営するなら、56の加盟国のうち分担金を支払っている国々を明らかにしたいと思う。」イスラム協力機構に分担金を支払っている20の国をひとつひとつ数え挙げた同大統領は、名前を挙げなかった国も分担金を支払うことを望んだ。

■1億6000万ドルのために36か国への苦言を全世界に向けて発した

同首相は、「分担気を支払った」国を挙げることで、様々な理由で分担金を支払えない国がどの国であるか、全世界の前で、生放送で公表した。同首相は、未払いの分担金は合計1億6000万ドルであると述べた。イスラム協力機構の中で、世界で最も貧困な国に位置している地域も挙げられた。

*分担金を支払っている国
アフガニスタン
アルジェリア
アゼルバイジャン
バーレーン
バングラディシュ
ブルネイ・ダルサラーム国
エジプト
インドネシア
イラク
カザフスタン
クウェート
マレーシア
モロッコ
モザンビーク
カタール
オマーン
サウジアラビア
チュニジア
トルコ
アラブ首長国連邦

*分担金未払い国
アルバニア
ベナン
ブルキナファソ
ジブチ
チャド
コートジボワール
パレスチナ
ガボン
ザンビア
ギニア
ギニアビサウ
ガイアナ
イラン
カメルーン
キルギスタン
コモロ
リビア
レバノン
モルディブ
マリ
モーリタニア
ニジェール
ナイジェリア
ウズベキスタン
パキスタン
セネガル
シエラレオネ
ソマリア
スーダン
スリナム
タジキスタン
トーゴ
テュルクメニスタン
ウガンダ
ヨルダン
イエメン
シリア(8月14日、15日に開催された第4回イスラム協力機構特別首脳会議への参加を見送った。)

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(翻訳者:尾形知恵)
(記事ID:40278)