トルコ系独政治家緑の党オズデミルに、差別主義攻撃
2016年04月17日付 Milliyet紙


トルコ系ドイツ人政治家のジェム・オズデミル氏が、緑の党代表として2017年総選挙に出馬する意向であるとことが明らかになった。ソーシャルメディアでは、オズデミル氏がトルコ系であることに対し、人種差別的なコメントがみられる。

ドイツ緑の党のジェム・オズデミル共同代表が、2017年のドイツ総選挙で、党を代表して首相候補を目指す意向を明らかにした。独テレビ局ARDに対して同氏は、「時機を見る必要があるし、家族の賛同も得なければならない。今はそのどちらも満たしている」と述べた。
緑の党が選挙で第一党となる望みは薄いが、「トルコ系の首相」というだけで十分な反発を呼んだ。

■「彼はドイツ人だ!」

オズデミル氏が総選挙への立候補を表明すると、ソーシャルメディアには多くの人種差別的なコメントが書き込まれた。あるFacebookユーザーは、「そんなことが起こらないと良いが。政府内に一人のトルコ人も見たくない」とコメント。別のユーザーは「彼は初のトルコ系ドイツ首相になるという夢を見ている。夢を見続けるのは構わないよ、オズデミルさん。ドイツ人は時に愚かだが、それほど愚かでもない」と書き込んだ。
少なくない人がオズデミルに対し差別的なコメントをしたが、出馬を支持する者もいた。あるユーザーは、「彼に沢山の幸運があるよう祈っている。彼はドイツ人だ。どんな推測も無用だ」と書きこんだ。

■党内で投票

ジェム・オズデミル氏が緑の党代表として立候補するかどうかは、年末の党員6万1000人による投票で決まる。また、緑の党アントン・ホーフライター議会派会長と、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州のロベルト・ハベック副州長が、これより前に出馬を表明している。オズデミル氏は他の政治家の立候補表明に関して、「これについては、『ケンカはしない』とそれぞれ合意した。これに何の理由もない。我々はお互いを知っており、認め合っている」と述べた。

緑の党は2013年選挙で、得票率8.4%で第4政党として議会に進出したが、2017年選挙で大躍進を遂げるとは思われていない。オズデミル氏の立候補については、米国民主党のヒラリー・クリントン大統領候補のように、Youtubeでの公開動画で発表すると言われている。

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(翻訳者:原田星来)
(記事ID:40282)