国軍陸上部隊司令官、2〜3月にダーイシュによる国境侵犯を撃退したことを明らかに
2016年04月12日付 Mardomsalari 紙
イラン・イスラーム共和国軍陸上部隊司令官は、「昨年のエスファンド月〔西暦2016年2〜3月〕、ダーイシュは我が国の国境地帯に侵入してきた。しかしそのまさに初っぱなに、自爆ベストを着用して侵入してきた2名のテロリストは、国軍陸上部隊によって殺害された」と述べた。
〔革命防衛隊が運営する〕タスニーム通信の報道によると、イラン・イスラーム共和国軍のアフマド・レザー・プールダスターン司令官は昨日開かれた記者会見で、国境地帯の最新の状況について、以下のように述べた。
〔‥‥〕現在、国境地帯にはこれといった脅威は存在しない。しかしながら、地域諸国の中にはテロリストによる脅威を我が国の国境へと誘導させることに関心を抱いている国もある。
昨年のエスファンド月、ダーイシュは我が国の国境地帯に侵入してきた。しかしそのまさに初っぱなに、自爆ベストを着用してイランに侵入してきた2名のテロリストは、国軍陸上部隊によって殺害された。
ダーイシュが誕生した1393年中頃〔※西暦2014年の夏頃〕以降、この組織がイランに侵入するのではないかとの懸念がつねに取り沙汰されてきた。人々の不安を呼び起こさせないためにも、この自称「国家」が〔イランの領土内に〕侵入したという情報はあまり伝えられていないものの、報道関係者らの間で流れているひそひそ話や信頼に足る情報では、イランにもダーイシュのシンパがいるとの話も聞こえてくる。
こうした事態のために、部隊の増強と警戒の強化によって国境地帯を〔より厳しく〕管理するようになって、すでに数年になるということを隠すことはできない。特に西部国境地帯からの人の往来〔に対する監視〕は厳しくなっており、治安維持軍や革命防衛隊、国軍も国境〔の警備〕に力を集中させている。
さらに国内でも、ダーイシュとコンタクトをとったり、ダーイシュに合流するといったようなことがよもや起こらないよう、様々なグループに対して、それと分からぬよう秘密裏にモニタリングが行われている。イランがシリアでの戦闘に積極的に関わっている理由の一つも、恐らくはこうしたことが関係しているのだろう。つまり、地域でのプレゼンスを増やすことで、ダーイシュの動向をモニタリングし、国の安全に関してより正確な監視を行うためだ、ということだ。
〔‥‥〕
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( 翻訳者:SS )
( 記事ID:40299 )