ジャザーイェリー司令官、米国務長官の発言に反発「ミサイル力はレッドライン」「外務省は反応を示せ」
2016年04月08日付 Jam-e Jam 紙

【ジャーメ・ジャム・オンライン】軍統合参謀本部副参謀長は、「何度も言っていることだが、ミサイル力について〔他国と〕話し合うことは不可能であり、それはイスラーム的イランにとってのレッドライン(冒すことのできぬ一線)である」と述べた。

 ジャーメ・ジャム・オンラインがイスラーム革命防衛隊広報を引用して伝えたところによると、軍統合参謀本部の副参謀長(バスィージ・国防文化問題担当)のセイエド・マスウード・ジャザーイェリー司令官は、アメリカ国務長官がペルシア湾岸協力会議各国との会談後、「ミサイル実験問題の解決でイランと協力する用意がある」とする内容の発言を行ったことに対し、次のように表明した。

イラン・イスラーム共和国は抑圧諸国や諸外国の意図とは独立に、自国の安全確保のための抑止的防衛戦略を構想し、追求している。この件では、何者にも干渉する許可を与えたりはしない。

〔‥‥〕

   ジャザーイェリー司令官はさらに、

最高指導者の明確なスタンス、そしてイラン国民の揺らぐことのない意志にもかかわらず、アメリカ政府はいまだに、さらなる「BARJAM」〔の実現〕という幻想の中にいるようだ。我が軍の防衛力を削ぎ、ミサイル力を弱体化させることも、その一つである。

 と指摘した。

※訳注:「BARJAM」はイランと5+1(国連安保理常任理事国とドイツ)が2015年に妥結した核合意「包括的共同作業計画」のペルシア語の呼び方で、諸外国との融和路線の象徴となっている。ロウハーニー政権は核合意を踏み台として、第二、第三の「BARJAM」を諸外国との間で結び、友好関係を築きたいと考えているが、ハーメネイー最高指導者や軍部は「BARJAM」がミサイル問題や人権問題にまで及ぶことに警戒感を示している。

〔‥‥〕

   軍統合参謀本部副参謀長は、イラン国内の諸問題、特に国防分野にアメリカ政府が干渉を試みていることに対し、明確かつ毅然たる対応を示す必要があると強調した上で、

外務省に期待したいのは、アメリカ、特に米国務長官の厚かましい態度に対しては、時機を逸することなく毅然たる反応を示してもらいたいということだ。イスラーム的イランには、国防力やミサイル力の維持・強化・開発に関し、戦略上の統一と〔確固たる〕国民的意志があるということを表明することで、この件では〔イラン国内に〕なんらかの亀裂や対立があるのではないかとの考えを、アメリカ当局者の意識から拭い去って頂きたい。

 と述べた。

〔‥‥〕

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:KBT )
( 記事ID:40301 )