政府批判で逮捕の大学関係者ら、釈放
2016年04月22日付 Hurriyet 紙


「この罪に協力しない」と題する声明に署名したことを理由に、裁判所により逮捕された研究者のエスラ・ムンガン氏、ムザッフェル・カヤ氏、クヴァンチ・エルソイ氏、メラル・ジャムジュ氏が法廷に立った。法廷で弁護人は4人の研究者の釈放を要求し、裁判所は監視を条件とせず研究者たちの釈放を決定した。

研究者たちは初公判で答弁を行った。答弁の後、検察の番となった。検察の番となった。検察は証拠状況や罪状の性質、起訴状の内容を語り、彼らの罪はトルコ刑法第301条に触れる可能性があることから、刑法第301条4項に基づき、ひとまずこの裁判を差し止めるよう判決を求めた。
検察官は裁判を停止し、法務省の許可を得るよう求めた。(訳注:刑法301条に背く行為について裁判を開くには、法務省の許可を得る必要がある。)容疑者たちの現状の証拠状況や罪の性質、起訴状の内容、容疑者たちが逃走する可能性に言及し、身柄の拘束を続けるよう求めた。裁判は15分間の休憩がとられた。

■検察が要求し、裁判所は判決を下した

休憩の後、再び話し始めた検察は、この裁判がトルコ刑法第301条の範疇である可能性があるとして、裁判停止の決定を下すよう改めて要請した。「本件がこのような形で終結した場合には、法務省からの通達が遅れる可能性があることから、容疑者たちが不当な扱いをされないよう釈放を要求する」と述べた。

裁判所は監視条件なしに4人の研究者たちの釈放を決定した。裁判は9月27日まで延期となった。

■研究者たちは刑務所を出てハライを踊った

「この罪に協力しない」とのタイトルの通知に署名したとして刑務所に収監されていたエスラ・ムンガン氏、メラル・ジャムジュ氏が刑務所を出た。

ここで研究者たちは家族や学生らに迎えられた。20時50分に、収監されていたバクルキョイ女性刑務所から釈放された研究者のエスラ・ムンガン氏とメラル・ジャムジュ氏を、家族や学生らの集団が出迎えた。

学生と抱擁し、再会を喜び合った研究者たちは刑務所の前で短い会見を行った。エスラ・ムンガン氏は平和と民主主義のために戦い続けると語った。

メラル・ジャムジュ氏は、「私たちはますます強くなったと思う。この強さを持ち続ける。闘いを続けよう…私たちは正しいのだ、私たちが勝つ」と語った。その後研究者たちは刑務所の前で学生や出迎えた人々と太鼓に合わせてハライを踊った。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:南澤沙織 )
( 記事ID:40318 )