ロシア連邦動植物検疫局は、トルコの農業生産物の安全が保障されるならば、禁輸の解除を検討する準備があると述べた。

連邦動植物検疫局はモスクワを訪問したトルコ使節団と会談したのち以下の発表を行った。
「連邦動植物検疫局は（トルコから輸入した生産物に）ロシアで禁止されている害虫の検出が続いたことから不安を覚えており、ロシア・ユーラシア経済連合の基準と要求に完全に適合する生産物の輸入が保障されるような予防策をとるようトルコに要求する。これは新しい製品に適応される一時的な制約の免除を保障する。

トルコ産の野菜と果物のロシアへの出荷規模が大幅に低下しているのにもかかわらず、ロシアは今年の初めからずっと、31の生産物に有害な昆虫が含まれていたことが検出されたことに注目した。このため、連邦動植物検疫局はトルコから、ピーマン、ザクロ、なすの輸入を一時的に制限していた。同時に、ズッキーニ、グレープフルーツ、マルメロの輸入は大幅に増えた。」

会談では、近いうちにトルコから連邦動植物検疫局へ、ロシアに出荷される生産物の安全性を保障するために、予防策リストを提出することで同意がなされた。

連邦動植物検疫副局長のアレクセイ・アレクセンコ氏は、ロシア通信社のRIAノーボスチへ以下のような発表を行った。

「これらの資料が現存するリスクを評価し、これをロシアの専門家らが調査する。それを土台に、連邦動物検疫局が必要な判断を行う。ロシアの判断によって、新しい生産物の輸入が禁止される、もしくは以前禁止された生産物の輸入が許可される。」
一方で、トルコ側の予防策が、ロシアへの安全な生産物の輸出を保障すると考えていると述べられた。

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（ 翻訳者:西田夏子 ）
（ 記事ID:40339 )