ロレスターンでは雨が降っても渇水問題—ダム建設への期待も道半ば
2016年04月28日付 Mardomsalari紙

【マルドムサーラーリー紙5面】ロレスターンは春と冬、洪水をもたらすほどの降雨に見舞われるが、にもかかわらず、ロレスターン上下水道社の代表によると、「この雨は、ロレスターン南部地域の飲料水問題の解消には効果がない」という。

 ハミードレザー・キャラムヴァンド氏はメフル通信とのインタビューの中で、ロレスターンの一部地域が水をめぐって緊迫した状況に陥っていると指摘した上で、「我々は、いまだにクーフダシュトチャガーボルなどの都市で、深刻な水問題に直面している」と述べた。

 同氏は、最近の洪水と、ロレスターン州内の市街地に水の流入が起きている問題について、「今回の降雨によって、上下水道社が州内の各都市に水を供給するにあたって障碍はなくなった、などと言われているが、それは素人考えだ」と指摘した。

 ロレスターン上下水道社代表は、我々は〔市街地に〕流入した水を1カップたりとも〔飲料水として〕利用していないと指摘した上で、「それはこうした流水を溜めておくダムがないためなのだ」と付け加えた。

 キャラムヴァンド氏はロレスターン州内のどの街も、ダムを通じて水を供給されてはいないと指摘した上で、「先に起きた降雨〔による水〕は州外に出て行ってしまい、ロレスターンには被害をもたらしただけだ〔‥‥〕」とも述べた。

 この報道によると、水不足の危機は、特にクーフダシュトやチャガーボルといったロレスターン州内の都市では、「繰り返される連続ドラマ・シリーズ」の様相を呈するようになっているという。つまり、毎回似たような話として、州内のどこかの地域で「水不足の危機」というドラマが「上演」されているというわけだ。そして、毎年のように、多かれ少なかれ、市民や〔州の〕責任者らはその問題に見舞われ、対策も練られるが、そうした対策は鎮痛剤程度の役しか演じてはいないのである。

 その一方で、現在の国内の水資源の11%がロレスターン州を流れているにもかかわらず、水の管理では同州のシェアは1%以下にすぎないのである。同州で建設中のダムも、着工からすでに10年近くが経っているが、完成までいまだ道半ばなのである。

 こうした中、夏が始まり、水問題が厳しさを増すにつれ、ロレスターンの各村では水不足が見られるようになっているのである。〔‥‥〕

 近年、クーフダシュト県では水資源が極度に減少し、そのためにこの地域の平原では自然発火や地盤沈下などの現象が見られるが、こうした問題が夏における水供給への不安を倍加させている。

 その一方で、ロレスターンで3番目に人口の多いクーフダシュト県での飲用水・農業用水の問題は、農村部だけに限られる問題ではなく、クーフダシュト市やチャガーボル市でも水不足が予想されているのである。。

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(翻訳者:SKM)
(記事ID:40392)