Ahmet Hakanコラム:注目!AKP-MHP連立なるか
2016年05月09日付 Hurriyet 紙

民族主義者行動党(MHP)のデヴレト・バフチェリ党首はこう言った。
「もし必要とあれば…必要だと思われるなら、トルコのトルコの国民的、歴史的利益を守るために…昨日までの政府に対する我々の実質的支持は、法的な次元を得るかもしれない。そして、MHPは、ただ国と国民のためだけにすべての責任を担う準備があると証明するだろう。」


非常に意味深な発言ではないか。
私が耳にしたところによると、バフチェリ党首のこの発言の意味するところはただ一つ、バフチェリがMHPとAKPの連立政権を組みたいのだという。
さらにこのために、水曜日(5月11日)にMHP中央執行委員会に対し、連立のための会談を行う権限を要求するらしい。
つまり、状況はこうだ。昨年6月7日の国会議員選挙で、一度は80議席を得るも拒否したAKPとの連立を、今日40議席のMHPが受け入れようとしているのだ…

では、その狙いは何か?おそらく次の3点だ。
1点目は、臨時党大会開催の要求をかわすため、「理想的な土台を持つ政権を要求する」という真っ当な開催理由を排除すること。
2点目は、MHPがパートナーとなった連立政権で次の選挙に入るというアドバンテージが生まれること。
3点目は、政党内で生じた抵抗運動を、連立政権のパートナーから手に入れた力で抑え込むことだ。

現在、答えが待たれる問いは何か。自分を権力の頂点と考えているエルドアンが、このような連立政権に意欲を示すかどうか、である。

■スルタンになったとしたらどうなるのか

彼らは「新しい首相」になる人の任務を次のように考えている。
指導者の指示しないことは何一つしない。
新たな大統領制のために全力を尽くす。
アメリカとヨーロッパを指導者に任せる。

その後、『新首相』に対して次のような基本的制限を設ける。
多くは発言しない。
多くを知ることはない。
控えめな経歴の人物である。
首相の座にあるのは一時的なことであると受け容れている。
指導者によって首相の座についたと認識している。

人々は尋ねずにはいられない。このような構図ができた以上は…彼がトルコの大統領どころか、エジプトのスルタンになったら一体どうなることだろうと。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:40415 )