ディヤルバクル爆発大穴、村人人体破片を探す・・
2016年05月14日付 Cumhuriyet 紙


ディヤルバクル県の中心地であるスル郡の農村部に位置するサルカムシュ村ドゥルムル地区で起きた自動車爆発事故による被害状況が、夜明けとともにより詳しく判明した。村人らは、この爆発後15人と連絡が取れていないと話す。多くの人々が、爆発の起きた場所にできた大穴周辺で遺体の捜索をしている。

爆発の衝撃により、事件現場には深さ5メートル、幅30メートルにもわたる大穴が形成され、村人らは現在もその周辺で遺体や自動車の破片を拾い集めている。村人らが一部の親戚らと連絡がとれていないと話す一方で、公式記録によると遺体の損壊がない状態で発見された死者は4名、負傷者は23名に上った。

村人らは朝から爆発現場やその周辺で遺体の一部の破片などを集めて関係者らに受け渡しをしつつ、一部の親戚らと連絡がとれておらず、その数がおよそ15名程であることを軍警察に知らせた。公式記録によると、現時点で遺体の損壊がない状態で4名の死亡が確認され、この事件で23名が負傷したことが明らかとなった。村内での検証作業が続く中、昨日夜から村では電気の供給が停止している。

村人らの証言によると、爆弾を搭載したトラックは、爆発現場となったドゥルムル地域に行く前にダヌシュル村を幾度か周回しており、目撃した村人らは警戒したという。村人らがトラックを停車させて中に乗っていた人物に問いただすと、その人物は道に迷ったと話したという。その理由に納得がいかなかった村人らがさらに問いただすと、トラックに乗っていた人物は武器を持ちだして脅迫したという。

その後、村人らは件のトラックを追跡し、その追跡途中で銃声が聞こえたこと、そしてその後ドゥルムル地区から150メートル程離れた場所で爆発が起きたと証言した。

ディヤルバクル県知事府によって発表されたこの爆発事件に関する文書では、この事件で4名が死亡、23名が負傷したことが明らかとなった。県知事府によって発表された内容は以下の通り。

「私たちの県の中心部であるスル郡ドゥルムル地区で、2016年5月12日木曜日の22時30分頃、甚大な爆発事件が発生しました。分離独立派のテロ組織メンバーらが準備したと思われる爆弾を搭載したトラックが、タヌシュク街区を通過する際、トラックに乗車しており、分離独立派テロ組織のメンバーと思われる一団と村人らの間で口論が起きました。その後村人らはそのトラックを追跡しており、(彼らの証言から)トラックがドゥルムル地区に入ると中に乗っていたテロ組織のメンバーらは爆弾を搭載したダンプトラックを自ら爆発させたと考えられます。」

「この事件により、トラックを追跡していた車に乗っていた村人らの内4名が死亡、23名が負傷しました。負傷者らは県内の病院に搬送され、現在治療を受けています。亡くなった市民の方々のご冥福を祈るとともに、負傷した方々が一刻も早く回復されることを祈ります。また、行方不明になっている住民の方々に関しても、現在調査が開始されています。」

「事件現場で行われた最初の現場検証では、使用された爆弾搭載のトラックがビンギョル県ゲンチ郡のドシェッカヤ村地域で道路工事をしている会社に関係するものであり、2016年5月9日にその会社から盗難されていたことが判明しました。今回の爆発事件に関連して、様々な放免から捜査が開始されています。」

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:40448 )