シャーヒンAKP副党首、デュンダル・ジュムフリイェト紙編集長らの無罪を期待
2016年05月14日付 Cumhuriyet 紙

公正発展党(AKP)のメフメト・アリ・シャーヒン副党首は、「最高裁の舞台でジャン・デュンダル氏とエルダム・ギュル氏の訴訟が注意深く精査され無罪となることを望んでいる」と述べた。

AKPのメフメト・アリ・シャーヒン副党首は、カラビュク大学でトルコ新聞記者連盟(TGF)とカラビュク新聞記者・メディア関係者協会によって行われた「メディアと政治の関係」のパネル・ディスカッションに出席した。
そこでジャン・デュンダル氏とエルダム・ギュル氏に関して宣告された懲役刑についてコメントし、次のように述べた。

「現在世論で多く議論されている2人のメディア関係者に関する訴訟が行われた。最近関連する裁判で判決が出された。2人の新聞記者は判決を下されたが、まだ最高裁の段階があり、確定はしていない。いかなる逮捕の決定も与えられなかった。メディア関係者が非常に注目して追い、世論も追う裁判だった。これらは裁判中だ。私の望みは次のことだ。最高裁の舞台で我々の友人の書類が慎重に精査され、無罪とされることを私は望んでいる。私はだれかが有罪となることに喜ぶ人間ではない。しかし独立した司法組織が判決を下した。司法組織の下した判決がもし我々の期待通りの判決であれば、それを称賛する。もし期待していたような判決でなければ、こんな判決でいいのかと言う。そのため司法機関の判決を評価する一方で、我々の期待によってではなく、書類によって証拠が適切に評価されたのか、公正であったのか、これを見なければならない。」

シャーヒン副党首はその後サフランボル郡の自動車隊に購入された9台の自治体サービス用車両の式典に参加した。ミサク・ミッリー広場で行われた式典で、大雨と嵐のためシャーヒン副党首と式典参加者らはテントの下に避難した。テントが飛ばないように大変な努力が払われた。しばらく経って影響が収まり、雨の後演壇に立ったシャーヒン副党首は、テロとの戦いで後退はありえないと述べ、次のように続けた。

「我々の国家は強い。我々の国民は意識を持っている。治安部隊はこの国が一粒の小石すら決してだれにも与えない決意を持っており、それを誓っている。我々は包括的な形でテロとの戦いを続けていく。犠牲者を出しても、戦士を生み出しても、彼らを根絶させるまで戦い続ける。あなた方と対立してもテロと戦っている。我々に道や水、仕事を望むなとは言わない。一方でテロとの戦いを続け、他方でこの国の人々が期待する奉仕も一切の滞りなく実行する。我々はこのように決意している。国民がそう期待しているからだ。」

■「政治人生もいよいよ終わりに近づいた」

シャーヒン副党首は、長年イスタンブルで、また一時期はアンタルヤで政治を行ってきたことに言及し、次のように語った。
「私個人としては、メディア関係者との関係は常に円滑だった。我々は報道・出版組織やメディア関係者、メディア界が、見ることのできる社会の目であると信じており、聞くことのできる耳だと信じている。我々政治家はあらゆることを近くから追うことはできないかもしれない。顛末に関する情報を集める機会はないかもしれない。しかし顛末に関する情報をもたらし説明によって我々を強化し、さらにはもし我々が間違いをおかしたら、我々の間違いを指摘しそれらを正す機会を与えるような重大な部門と見しているのだ、メディアを」

シャーヒン副党首は、長年政治に関わっていたことを強調し、「1983年以来、実際、活動的に政治に関わっている。長い時間が経ち、おそらくついに政治人生の終わりに近づいた。私は、メディア関係者の友人たちとともにいることをいつも喜びに感じていた」と述べた。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:40452 )